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二度目の人生は半神半人!?  作者: 神無時雨
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放浪の神を名乗るもの

〜あらすじ〜

転生してすぐに出会ったのは同じ半神半人の渡辺さん出会った。戸籍を作ることになり大変だった。そんな中、散歩をする事に、、、

 太陽が沈んでいく中、俺は散歩中である。

 その理由は小学生の常識だとこれからやっていけないと思ったからスキルさんと勉強しながら観光ナウ。


 しかし、一つ気になることがある。


「なぁなぁ、スキルさんって言いにくくないか」


 《マスター、私は別にどのように言われても大丈夫です》


「そうか。まぁいいや、名前考えておくわ」


 これからスキル、スキルと言い続けるのはややこしくなるので名前を決めた方がいいよな。


 《マスター、私はとても感謝しています。しかし、先にマスターの名前をお決めになってください》


 うっ、痛いとこついてくるな。けどスキルさんの言う通り今の俺に名前は無い。

 ここでいいこと思いついた。


「こんなのはどうだ。俺がスキルさんの名前を考えるからスキルさんは俺の名前を決めてくれ」


 《何言ってるですか?私なんかにマスターの名前を考えるなんて無理ですよ》


「しかし、前世では両親が名前を付けてくれたし。自分で自分の名前を考えるなんておかしいだろ。それならこれからお世話になる同士互いに名前を付けるのがいいよ。決定たがら、断るのは禁止な」


 ここは強引に通す。


 《、、、了解です、マスター。嫌な名前だった場合は変えてくださいよ》


 交渉成立。互いの名前を決めることになったことだ。なので知りたい事を聞いてみる。


「スキルさんのスキルってどんなのがある?」


 うー、やっぱ変だ。スキルさんのスキルって言いにくい。

 やっぱり名前は必要だな。


 《そうですね、三つぐらいですね。

 一つ目、『自我(じが)』スキルなのに思考ができる

 二つ目、『検索(けんさく)』知りたい事を調べる

 三つ目、『思考加速(しこうかそく)』脳の回転を十倍にする。使い過ぎると頭痛になる ですね》


 最初の二つはもう知ってるが三つ目の『思考加速』が分からない。

 なので、使ってみる事にした。


 《『思考加速』を使用します》


 とスキルを発動させると、、、。

 なんということでしょう。周りの人々がゆっくり動いている。

 スキルさんが言うには十倍加速するので一秒経つのに十秒の経過と見れるそうだ。


「凄い、凄いよ。流石スキルさん」


 と俺がこの素晴らしき能力に感心して歩き始める。




「そろそろ帰るか」


 かなり歩いたしお腹も空いたから今日はこのぐらいにしよう。

 俺は帰ろうと歩こうとした時


「やめてください。離してください」


 どうしたんだと思い、声が聞こえた方を見ると、俺ぐらいの女の子とやばそうな三人がいた。


「そんなこと言わないで遊ぼーぜ」


 と三人組の一人がが女の子を手を掴んだ。


「離してください。これからご飯の準備をしないといけないんです」


 女の子は抵抗して逃げようとすると


「おいおい、お前さんはDランクだろ。こっちはCランクなんだから言う通りにしろ!」


 そう言い三人組のリーダーらしき人が女の子を蹴った。


 酷すぎるだろ。俺は女の子を助けようとしたが無理だ。


「三対一だろ。スキルさん何かいい案あるか?」


 《ありません》


 そうだと思ったよ。でもこのまま見て見ぬフリするのか


 《おい少年よ。あの娘を助けたいのか?》


 どうしたんだよスキルさん。こんなときに冗談はやめてくれ。


 《もう一度言う。あの娘を助けたいか》


 また話しかけて来た、しつこいよスキルさん。


「そうだよ、だからどうした?」


 《うぬ、お前の気持ちよく分かった》


「なぁスキルさん。こんなときにふざけているのか?」


 俺は半ギレでスキルさん聞く。


 《マスター、これは私ではありません》


 スキルさんではない?

 どういうことだ、では今話しかけてくるのは誰なんだ?


 《すまないな、自己紹介を忘れていた。我は貴方の融合相手ではある放浪(ほうろう)の神と申す》


「神だと?」


 いきなり神だと言われて驚いている俺に放浪の神と名乗るものが聞いてくる。


 《そうだ。そんなことより早く助けないやばそうだぞ》


 そう言われ女の子の方を見るとボコボコにさせて口から血がでている。


「でも、三対一で勝算はあるのか」


 《簡単である。我のこれを使え》


 と言われると手から一本の木刀が現れた。


「木刀?」


 《これを使って奴らを倒してみよ》


 こんなのでやれるのかと思ったが勝てそうな気がした。

 それに


 《マスター、私の策が上手くいけば勝てるかもしれません》


 とあの短時間でスキルさんが作戦を作ってくれた。

 そうとなれば実行するのみ。

 俺は女の子がいる方に行き


「おいおい、彼女は嫌がってるぞ。大人なんだしそのくらいにしたらどうだ」


 俺は女の子と三人組の間に入った。


「誰だお前?こいつのお友達らしいか。俺たちはCランクなんだぜ。大人しくどっか行きなお嬢ちゃん」


 なっ!お嬢ちゃんだと。

 会話だけで終って欲しいと思ったが仕方ない。


「ランク?そんなの知らないな。痛い目会いたくなかったらどっか行きな」


 すると三人組のリーダーが


「ふっ、可愛いお嬢ちゃんなのに口が悪いな。それなら自力で解放さてみな」


 すると三人組のリーダーが手を挙げると残りの二人が走って来た。


 とりあえず二対一に出来た。

 俺は『思考加速』を使う。

 しかし、ここからどうすれば、、、


 《まず相手の攻撃パターンを知るために回避をしてください》


 そんな事出来るかよとツッコミをしようとしたが相手は待ってはくれないみたい。


「くらえ、ガキ!」


 と叫んで殴って来た。

 しかし、今は『思考加速』を使っている為相手の攻撃がゆっくり見える。

 なのでギリギリだがかわせた。

 そして、五回くらいの攻撃をかわして見せると


「アイツ逃げているだけだな。さっきの言動はどこ行ったんだ」


 と相手のリーダーは腕を組みながら言っている。


 今に見てろ次はこちらからだ。


 《右です》


 とスキルさんが相手の隙を見つけたようだ。


「くらえ!」


 俺が放った木刀は相手の一人の腹に激突そのまま転んで頭を打ち気絶した。

 とりあえず一人目終わり。


 《上です》


 ともう一人の方を見ると仲間があっさりやられたな事に驚いている。


「隙あり!」


 渾身の一発は相手の頭に当たり、気絶してしまった。


「後はお前にだけだな」


 そう言って木刀を構える。

 一度はこんなこと言ってみたかったんだよな。


「す、すみませんでしたー」


 あれ?これからボス戦だと思っていたのに部下の二人を担いで逃げて行った。


「逃げちゃったか。そんなことより大丈夫?怖かっだろ」


 俺は女の子に笑顔で聞いてみると


「あの、ありがとうございます」


「怪我はない?こんな時間に夜遅くあるたら危ないから気を付けてね」


 そう言い、帰ろうとすると。


「あの、お姉さん。せめて名前だけ教えてくれませんか?」


 名前か、まだ無いんだよな。けど、無視して帰るのもかわいそうだし。


「名前は秘密。けどこれだけは言える俺がお姉さんではなくお兄さんだ」


 俺はそう言い、女の子と別れた。


「放浪の神か。何か渡辺さんなら知っているかな」


 渡辺さんに散歩中の出来事を話してやろう。


 、、、それより頭がいたい。


 《マスター、それは『思考加速』を使い過ぎだんですよ》


 使い過ぎか。多分一分間ぐらいしか使ってないんだけどな。


 《一分間だと十分間の経過ですので使い過ぎになってしまいます》


 これから使うのに注意が必要だなと思い渡辺さん家に戻っていく。

読んでいただいてありがとうございます。

アドバイスやコメントも受け付けてます。

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