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境界:とある施設にて
「で、トキハの調子は?」
何もない白い部屋で女は言った。
女はチャイナドレスと着物を足して二で割ったような服を着、その服は上半分が白色で下半分は黒色となっていた。腰まで伸びた銀髪はうねうねと生き物のように動いている。
その女の碧色の瞳に反応するように空間には様々な映像や数字が流れ出す。映像には一人の銀髪の少年が映り出される。
「良好か、プロトとアクセルの状態は?」
今まで出ていたものは全て消え別の映像が映し出される。
No.0とある方には銀髪の少女の顔が、
No.1とある方には、ボサボサの白髪を持つ少年が映し出された。
「プロトはいいとしてアクセルが危険だな」
女はそれらを見て呟く。
「しょうがない、一度『殺させる』か」




