-junior high school- spring 5
波乱の11日から24時間たった、4月12日の朝。
「マルチ商法ってキャリア豊富なセールスマンが使う奥義なんだぜ」
「詐欺の一種だよ」
というような会話をしながら、僕と高田は教室に入った。
いつも通り、8時ピッタリにアルミサッシの敷居をまたぐ。なぜ引き戸のサッシがアルミ製なのかというと、窓に使ったサッシが余ったのでリサイクルは大切だということで再利用されることになった、なんていう裏話があったりするのだが、要は経費削減だ。
珍しいことに、今朝は室内に誰もいなかった。下駄箱には誰かの靴があったはずだけれど、どの机を見てもカバンは置かれていない。どこか別の教室にでも寄り道しているのだろうか、こんな朝早くに。別に僕としては関係ないけれど。
昨日の殺伐とした雰囲気が嘘のように、朝の3年1組は静まり返っていた。というか、教室にいるのが僕と高田だけで、いずれも喋っていないのだからそれは当たり前なのだが、それにしても空気が違い過ぎる。
あれから、教室から去っていった鶴嶋の行方を追って、例の非常勤講師、御影さん(まだ20代前半なので、どうしても“先生”をつけて呼ぶのに違和感を感じる)が奮闘していたらしい。当の本人は結局帰ってしまったみたいで、放課後に鶴嶋の家に置いていったカバンやら何やらを届けに行ったそうだ。操先生の受け持つ教科は英語なので、英語科専攻の非常勤講師を選んだという話を職員室で聞いたことがあったが、この御影さん、非常勤にしておくにはもったいないほどのクイーンズ・イングリッシュを持ち合わせていたのだった。いや、それは言い過ぎかもしれないけど。
閉話休題、とにもかくにも、非常勤という肩書きに似合わないほど尽くしてくれる、実はいい人物であることが判明したわけだ。無論、操先生が見つかり次第このクラスからは外されることになるのは分かっていたから、御影さんも一時的なそれという認識で動いていたのだとは思うが。
なんて、ちょっと物思いにふけっている間に時は過ぎ、朝のホームルームが始まった。
「…あーあ……早く操先生見つかってほしいなぁ……心配だなぁ……」
そう呟きながら教室に入ってきた御影さんに対し、暗黙の了解アゲインで自主的に席を立ち、挨拶をするクラスメイト一同。
号令もなしに一方的に挨拶をされてしまった御影さんはかなり驚いた様子でうろたえていた。昨日はあんなことがあって挨拶どころじゃなかったしな……。
「えっ……と…。じゃ、とりあえず出席。河園さん」
この人の性格なのか、それともホームルームというものに慣れていないのか、なんとなくグダグダな感は否めない。しかしまぁ、及第点ということで良いのではないだろうか。多くを期待し過ぎるのは彼にとっても負担だろうし、ていうか何で僕こんなに上から目線なんだろう。ごめんね御影さん。
「佐上くん」
と、そこで唐突に、順序良く進行していた健康観察が途絶えた。
「あれ……佐上くん、いない?」
それを聞き、心当たりがないでもない僕と高田は彼の席を見た。
佐上惇。昨日展開された鏡崎と鶴嶋の一騎打ち(簡潔に言うと一方的な尋問)に割って入った人物。当時の挙動からも分かる通り臆病な性格で、クラスに馴染めている様子もなく、1ヶ月後にはいじめの対象にされていてもおかしくないポジションにいる男子。彼とは鶴嶋と同じ時期、つまり中2からの付き合いになるが、内向的な性格故かほとんど関わりを持たなかった。昨日だって、普段ならばあのように急に怒鳴ったりするような人物ではないだけに驚いた。
「……欠席? ま、いいや……えーと、…………? ん?」
「あ、出です」
半ば予想できていたので、自主的に挙手した。
それほど珍しい苗字でもないけれど、読めない人がわりといる。
「? はぁ……」
分かったんだか分からなかったんだか、曖昧な表情をして、御影さんは健康観察を再開した。
最後の人物の名前を言い終わり――――。
ん?
「鏡崎くんも、休みか?」
そういえば、朝から見ていなかった。あいつは遅刻なんてしないだろうから、今日は欠席らしい。
珍しいこともあるもんだな……。
「――――で、なんで俺たちが行かなくちゃなんないんだよ!」
「これも、薄々感づいてはいたけど……まぁ仕方ないよ、確かに僕たちの方向はあいつの家に近いんだから」
なかなかマイナーな区域でのお約束だが、僕と高田が鏡崎の家へ書類を届けることになった。
タイミングの悪いことに、明日が新入生歓迎会ということでたくさんのプリント類、それにプラスして“新入生歓迎会のしおり”(なぜ歓迎する側の僕たちにもしおりが必要なのだろう……)、さらには遅れて配られた理科の移行措置教材(3年の場合、表紙が緑色で刷られている、薄い冊子だ)まで、てめぇら確信犯かこの野郎的な質量の配布物が一斉に配られたのだ。あいつ、もしかしてこのこと知ってて持ち帰るのが面倒だから仮病したなんてことはないだろうな。確信犯はどっちだ。どっちもか。
あー、面倒くさい。何で僕が、よりによって喧嘩をしている相手に、常軌を逸したボリュームの書類を届けなければならないんだ。逆に困るだろ、渡された側も。何かの罰か。天罰なのかこれは。
「高田は御影さんに言われてないんだろ? なら、来なくても構わなかったのに」
「孤独な俺はお前以外に帰路を共にする仲間がいないんだよ!」
「ご愁傷。こっち方面の生徒って少ないけど、それだっていなくはないんだから誰か作れよ」
「友達は作るものではない、得るものだ」
「あっそ。じゃ、頑張って友達ゲットしろよ」
「故意にぞんざいな言い方すんな!」
「そりゃ左遷」
「……?」
「聞き流していいよ」
とはいっても、学校から鏡崎の家まではそれほどの距離でもない。寄り道といえるほどずれた場所にあるわけでもなく、書類を届けること自体はそんなに面倒なことでもない。
むしろ問題は相手。
「そろそろか?」
「あぁ……あのグレーの家だ」
ここら辺は、僕の家ほど閑散としてはいないが、やはり人が少ない。近くにお店やら娯楽施設やらが不足しているわけでもないし、梅崎ショッピングモールが影響しているわけでもなく、どちらかと言うとメンツの問題だ。たしかこの辺は、3組の葵が住んでいたっけ。あいつもあんまり活発なキャラじゃない。
育つ環境ってのは、なかなかどうして人格に影響を与えるもんだよな……。
僕の人格も、周りによって形成されたものなのだろうか。
だとしたら、一体誰に? 姉? 父? 母? それとも悠木さん? まさかの慧先生?
…………。
ないない。
この人格は、完全に僕個人のオリジナル。もしくは……サラブレット、かな?
「あれ、きみ達。我が家の前で何やってるんだい?」
インターホンを押そうとした時、そばから声をかけられた。
「…………?」
えーと……誰だろう。
鏡崎の家族?
うわ、なんかタイミング悪いな。
「おばさんたちに何か用でもある?」
「? おばさん……って、あ」
もしかしてこの人、前に話に聞いたことがある、あいつのイトコか?
そういや最近遊びに来てるとか言ってたような…。
女の人だとは思わなかった。
「松嶺大付属中? じゃあきみ達、亮介の知り合いだったんだね」
「はい、まぁ……そうです。学校から書類を届けるよう言われまして」
「書類?」
「はい。……じゃ、あの、鏡崎に渡しておいてくれますか」
「亮介はいないよ」
「え?」
「昨日から帰ってきていないが」
「帰って…ないって、どういうことですか」
「そのまんまだよ」
あいつ、欠席したんだよな?
てことは、普通に考えて自宅にいるものだと思っていたけど、まさか帰ってきていないとは。
それに、昨日から?
……それって、客観的に見ても、かなりマズい事態なんじゃ……。
戸惑う僕を無感情な目で見つめて、イトコさんはつぶやいた。
「これはさっき、おばさんに聞いた話だけれど」
「はい?」
「昨日の夕方、亮介からメールがあったそうだよ。友達の家に泊まるって。だから、そんなに心配する必要はないと思うよ」
「え……泊まり、ですか?」
「うん。おばさんも心配してたみたいだけど、メールが届いてからは天真爛漫な様子で南米のドキュメンタリーを観て爆笑してたよ」
……南米のドキュメンタリー?
鏡崎の母はわりとラテンアメリカンだった。しかも、爆笑とな……。
「じゃ、そのうち帰ってくるんですね」
「だと思うけど」
「友達の家って、その友達は誰ですか?」
「んー……それは聞いてない」
「そうですか…」
……あいつの友達……………………。
いたっけ?
1組にはいない気がする。かといって、他のクラスとはあんまり関わりもってなかったし。
「分かりました。ありがとうございました」
「お礼を言われるようなことは何一つしていないよ」
「いえいえ」
最後にもう一度頭を下げて、僕は鏡崎家を去った。
今度来る時は要注意だな……。
あのイトコさん、侮れない。
「話終わったか?」
「高田。お前、さっきまでどこにいたんだ?」
「舞台裏。あん中に俺が加わったら、ごちゃごちゃしてスムーズに進行しないだろ。ああいう重要な会話の場面は、1対1の方がいいんだよ」
「つまりは僕を置いてトンズラしたって訳だな」
「そうとも言う。あ、いや、言わない言わない。空気を読んだんだよ」
「空気は読むものじゃない、吸うものだ」
「リアリティのある格言だな……」
まあそうなんだけどさ、と、乾いた笑みを浮かべながら僕の横に立つ高田。
「あいつ、友達の家に泊まってるって。自宅には昨日から帰ってきてないらしい」
「え。……友達って、誰よ」
「さぁね」
「いるのか? あんな気難しい性格した人に、友達なんて……」
「僕はその1人らしいよ」
「すげぇな出」
「嬉しくないよ」
再び歩き始めた僕の耳が、聞き覚えのある声をとらえた。
んーと…誰だったっけな。最近聞いたぞ。
「……なんか聞こえない?」
「あ? …言われてみれば。これ、佐上の声じゃないか?」
佐上?
何であいつが、ここに?
欠席したんじゃなかったのか?
「誰かと話してるみたいだ。……こっちから聞こえる」
「おいおいおい。何する気ですか出くん。まさか盗み聞きとかするつもりじゃないですよね出くん?」
「盗み聞きは悪いことじゃない。周りに聞こえるような音量で喋る相手が悪いんだ」
「はいはい、屁理屈はお手のものだな」
「おかげさまで」
「俺は関与してねぇよ!」
「お前の評判を下げるためのネタだ」
「ひでぇ!」
もちろんネタはネタであり、それ以上でもそれ以下でもない。言うまでもないけれど、僕の屁理屈について高田は無関係なので誤解しないように。
雑念は捨てて、耳を澄ます。どうやら話し声は裏の空き地からするようだった。“裏の空き地”なんて描写をしてしまうと、なんというかいかにも過ぎてしまうので、もっと現実的に表現するとしたら“梅崎ショッピングセンター開店により客を根こそぎ奪われてあえなく取り壊しとなった寂れた一商店跡地”とでも言うのだろうか。いや、リアルすぎだ。もっと夢を見てもバチは当たらない。
「…………鶴嶋?」
コンクリートの壁からそっと覗いてみると、そこには佐上と鶴嶋の姿があった。
何か話しているようだが、この距離からじゃよく聞こえない。
「あの二人、関わりあったっけ?」
「何とも言えねぇな。佐上はクラスでも地味で臆病なやつだし、鶴嶋はまず学校そのものに来ねぇもん」
「裏で繋がっていたとしても不思議はない、か……」
「でも、佐上も鶴嶋も今日は欠席してたよな? こんなところで、何油売ってんだ?」
「油売ってるわけじゃないよ。何か話してるみたいなんだけど、声が聞こえないんだ」
「もーちょっと、近づいてみるか?」
「は?」
言う間もなく、高田は僕の腕を引っ張って、“梅崎ショッピングセンター開店により客を根こそぎ奪われてあえなく取り壊しとなった寂れた一商店跡地”――――“裏の空き地”でいいか――――に生えていた低木の陰に隠れた。佐上たちとの距離、約5m。
「ちょ……っ!! 見つかったらどうすんだよ!」
「見つかってないんだからいいだろ」
「見つかった場合のことを言ってるんだ!」
「俺は見つからなかった場合のことを言ってんだよ。事実、見つからなかったろ?」
「…………」
言いたいことは山々だったが、あえて黙ることにした。不毛だ。噛み合わない会話というのはここまで不毛なものなのか。
「いいから黙れって。ここで騒いだら水の泡じゃねぇか」
「シッ。……お前の声は常日頃ボリュームというものを知らないのか?」
「ボリュームってのは、あれだろ、ホーンみたいなもんだろ?」
「違う。ホーンは声の大きさの単位だ」
「詳しいな」
低木の葉がガサガサと音を立てる。今日はあまり風が強くないので、下手に動いたらごまかしきれない。
「見つかった時に、猫の鳴き真似して上手く逃げるってのは王道だからな」
「男の僕が猫の鳴き真似をしたら首んとこにシャンプーハットみたいなのをつけた病気持ちの猫と間違えられる可能性がある」
「ねぇよそんな専門的知識が要求される間違い」
「もしかしたら、親が獣医とかいるかも知れないじゃないか」
「だとしたら、それこそ猫の声じゃないって一発で分かるだろ。てか静かにしろって言ったのはお前なのに、何騒いでんだよ」
んな理不尽な……。
騒がせたのはどいつだ。
ともあれ、かなりダイレクトな手段ではあったが佐上たちに接近することができた僕は、再び耳を済ませる。
……いえ、盗み聞きじゃないですよ?
「――――…から、ついカッとなっちゃって……」
「あれは不自然すぎんだろ……勘のいいやつは察しがついたかも知れねぇ」
「ごめん……でも、…でも許せなかったんだよ。だって京ちゃんは悪くないのに……」
「おい」
「あ…………、…ごめん、僕も悪かったよ」
「…いや……」
「でも、これだけは言わせて。京ちゃんは悪くない。何も悪くないんだよ。だってあれは不可抗力だし――――」
「そうはいっても……手を下したのは、他でもないこの俺だ。俺に非がないわけがねぇ」
何の話だろう? なんとなく絞れはしたけど、漠然としていて全容が掴めない。
何て言うんですか、並々ならぬ関係ですねこれは。
絶対なんかありますよ、こういう意味深な会話の裏には。
「って、何気に敬語キャラになってるぞ、僕」
「あ? なんか言ったか出?」
「いや、何でも。…それより、高田も聞いただろ今の話。分かるか?」
「ぜーんぜん。さっぱり意味不明。隠語盛り沢山って感じだな」
「…しかしな。今、鶴嶋が『手を下した』って言っただろ? それがキーワードのような気も、しなくもないんだけど……」
「手を下した、ねぇ…。それって、ニュアンスを変えればわりと何にでも使えるフレーズだよな」
「そうっちゃそうだけどね。どこぞの宗教団体気取りのイカレ野郎なんかがほざいてそうなたわ言だ」
「…………お前、『手を下した』ってフレーズに何か恨みでもあんのか?」
「え? ないけど?」
「あっそ……」
今朝のような哀愁を漂わせる顔を復元させる高田。
坂本竜馬に見えなくもない気もするけれど見えない気もしなくもないし見えていたとしてもそれは一種の錯覚でしかないのであろうことから多分見えていないということは明白だからきっと見えていないのだろう。
と、低木の向こう側で鶴嶋が強い口調で何かを言った。
僕はもう一度耳をそばだてる。
「――――…お前……そんなことして、ただで済むと思ってるのか」
「……済まないだろうね。きっとただでは済まないよ。でも構わない。はなっからただで済ます気はないしね」
「だからってお前…」
「僕はさ、京ちゃんを侮辱する人間がひたすらに許しがたいだけなんだよ。大丈夫、ただの個人的な怨恨じゃないから。言ってみれば、そうだね……これはある種の取引だよ。京ちゃんのことは、まだ学校側には伝わってないんでしょ? 周りに知られたらいろいろと面倒だし、まだ公になっていないうちに京ちゃんのことはもみ消さなくちゃならなかったんだけど……。ごめんね、僕の手違いで、あまり円滑には進まなくなっちゃった。だから強行に出るよ。さすがに、生徒を人質に取られたら学校側だって成す術なしだろうからね。そこまで鬼になれないでしょ」
「人質? おい、佐上、それは…」
「うん。そういうことだよ。言ったでしょ、ただの個人的な怨恨に突き動かされての行為じゃないんだよこれは。至極合理的な手段なんだ。僕の恨みも晴らせるし、京ちゃんの罪も晴れる。正確には、なすりつける形になるんだろうけど、それはまぁ誤差の範囲。僕は京ちゃんの罪を失くすためなら何だってしちゃうからね、これくらいは朝飯前だよ」
心なしか、佐上の態度が随分と変わったように思える。さっきまでは鶴嶋が会話の主導権を握っているような気がしたけれど、今じゃ真逆だ。むしろ佐上の独壇場で、鶴嶋がついていけなくなっているようにさえ感じる。
あれ……佐上って、こんなよく喋るやつだったっけ?
鶴嶋の前だから素の自分が出せるとか?
「……出…まずい」
「ん?」
振り返ると、高田が異常なまでに目をしばたたかせていた。
こんな重要なシーンに何をやってるんだこいつは。
「どうした? 高……」
「ダッシュで逃げr――――」
言いかけて、言いかけたその刹那。
盛大なくしゃみが空気の波となって聴覚器官を駆け抜けた。
……な…………。
「高田ぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!」
「悪い!! マジ土下座するから、とにかく逃げろ!! 息とめて全速力で走れ!!」
言われなくともそれしか選択肢ねぇだろこの野郎!!
とことん右脳発達型キャラだな!!
「そこにいんのは誰だ!!」
いち早く察した鶴嶋が低木に近づく。気配だけで分かるハイエンドなどや?顔。
おぉ、関西出身以外で、ここまでどや?顔が似合う人を、僕は初めて見た。
とか言ってる場合じゃないんだけどね!!
これ見つかったら完全にフルボッコパターンだよね!!
クソッ恨むぜ高田!!
「……、…?」
F1王者も真っ青の超スピードで地上を駆けた僕と高田は、幸いにも鶴嶋に見つかることなくその場を後にすることができた。
あぁ……なんでだろ……この小説には理屈っぽいキャラしか登場しないのだろうか……それか最初はそうでもなかったけどだんだん周りの影響で理屈っぽくなっていっちゃうのかな……うあぁ……寛人とか京平もいつかはあんな風になっちゃうのか……そんな未来は嫌だよー(泣)
まぁアレですね、アルマジロがまず友達に「理屈っぽい」ってよく言われるのが原因ですね。呆れるほどに明快、なんて素敵。