表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩 彼女がぬい活

作者: WAIai
掲載日:2026/05/16

私はカバンにたくさんのぬいぐるみをつけている。


「今、推している人達なの」


少し恥ずかしそうに、でも堂々と胸を張って言う。

やましいことなんか、何もないのだ。


「今、推しなの?」

「そう。服とかも自分で作っているの」

「服!! 凄いじゃん」


彼は驚いたようで、ぬいぐるみに触れてくる。

あんまり触ると、ぼろが出そうなんだけどな、と思ってしまう。


「ちなみに、俺はいないの?」

「それは…」


彼女がもじもじしながら言う。


「もちろん推しだけど、その、皆に注目されてとられたら困るから」


小声だけど、彼に伝わったようだった。


もう、何を言わせるのよ!!


顔が真っ赤に染まっていく。


「推し、やってみる?」

「え、俺? 俺はいいかな」


それよりも彼が後ろに回ったかと思うと、いきなり後ろから抱きついてきた。


「きゃあ!!」


びっくりして声をあげたが、彼の重みを受け、うっとりする。


程よい強さの腕と、抱きとめるだけの身体。

まるで彼がカバンではなく、私自身にくっついて推しになったかのような状態。


恥ずかしいけれど、心地良い関係。


「その…気持ちいい?」

「当たり前だろう」


彼が私の頭に顎を乗せてきて、言葉を発する。

ダイレクトに脳に響き、緊張するけれど、安心してくる。


すると2人の熱を冷ますように、小雨が降ってくる。

すぐ止むパターンだが、天が雨という宝石を降らせてくれたみたいな快感。


ずっと一緒にいようね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ