管理者
※本章では、ハルが持つ《管理者》とステータスの仕組みが明らかになります。
物語の基盤となる章なので、設定寄りです。
少し説明多めですが、今後の物語に関わる重要な回になります。
第7章 前編:管理者とステータス
「んーこの先学園に入ることはいいとしてずっと
この宿舎にいるわけにもいかないし、
家もどっか借りないといけないしなぁ」
ハルは宿舎のベッドに寝ころびハルは天井を見つめていた。
学園には入ることは決めている。
だが、いつまでもミアに金を借りてこの宿舎に居座るわけにもいかない。
異世界に転生して、最強の力を手に入れたのに
悩みは現実的だった。
「剣の扱いや、魔力量、パワーやスピードなどがMAXって言ってたけど
実際あいつぶっ飛ばさなきゃ力なんてわからなかったしな」
「あ、そういえば、あの時頭の中に響いた機械ぽい声って何なんだろう」
ハルが大男を殴ったときに聞こえた声をもう一度出そうとした。
ハルは目を瞑り頭の中でその「何か」に話かけた。
「いるんだろ?もったいぶらないで出てこい。さっきのように何か言ってくれ」
目を瞑り、脳内で聞こえた声にハルは語りかける。
「………」
その「何か」はずっと黙っている。
「はぁ、無理か...少しでも『起動』してくれたらいいのにな....うっ!?....」
その瞬間鋭い頭痛とともに、ハルの目の前に近未来的な
ディスプレイが浮かび上がった。
『起動構成 カクニン。
所有者水上ハル カクニン。
魔法構成プロトコル カクニン。
魔力量の使用上限解放 カクニン。
スキルリスト更新 カクニン。
ステータス上限解放 カクニン。
以上所有者水上ハル、
転生者としての適応完了。
すべての更新カクニン。』
「な、なんだこれ」
驚くべきことに、そこに書いてあったのは転生者が持つ力、
「管理者」だったのだ。
「か、管理者...?どういうことだこれ...」
「この力、なんだよ...ちょっと怖いな」
ハルは少し頭を抱え考えた。
「これはー...どうするべきだ?さすがにこの力を
考えもなしに使うのはよくないな。」
『私を使用する上限を決めますか?』
そこには「はい」と「いいえ」が並んであり、ハルは「はい」を選んだ。
するとシステムから答えが返ってきた。
『上限を決めるにあたって私を呼び出す言葉を決めてください。』
「合言葉みたいなものか、それって名前を呼んでもいいのか?」
『もちろん、名前でも構いません』
「うーんそうだな、なんでも知ってそうだからアテナで」
『了解しました。これから私を呼び出すとき』
『『アテナ』そう声に出してください。』
アテナと決めたそのシステムはハルの質問に答えていった。
「なぁアテナこれって職業につかなくても俺のステータスって見ることできる?」
『はい。可能です』
「おお!まじか!」
職業につかないと見れないと思っていたステータスは、
アテナによって見ることができたのだ。
「ステータスオープン」
アテナはハルのステータスを開いた。
――――――――――――――――
【ステータス】
名前:水上ハル
レベルランク:SSS
異称:転生者
所持金:50,000IG
魔力 :MAX
魔力制御 :MAX
魔法属性 :全属性
体力 :MAX
パワー :MAX
反応速度 :MAX
スキルレベル :MAX
知力 :MAX
【所持スキル】
エクストラスキル
エクストラソードスキル
精神攻撃耐性
異常状態耐性
??? :???
――――――――――――――――
「本当にMAXだ...」
「でも俺、戦い方なんてわからないし...」
それよりハルは気になった部分があった。
「ん?このはてなマークはなに?」
『それは現時点で開放が不可能なステータスです。』
『ハル様はステータスは初期からMAXですが、
レベルが上がるごとに新しいスキルや魔法を覚えていきます』
ハルはさらに聞いた。
「え、レベルってさらに上がるの?」
アテナは淡々と答えた。
『はい。ダンジョン攻略や敵を倒すごとにレベルが上がります』
「何それ....あ、ちなみにこの世界に存在している魔法は使えるんだよね?」
ハルはアテナに自分がどこまで扱えるのかを聞いた。
『はい。基本的には使用可能です』
「なるほど最強でもまだ解放できないステータスがあるんだな」
「ほかには何が開ける?」
ハルはアテナに聞けることすべてを聞いてみた。
『はい、他には使用可能スキルや魔法、扱える武器などが見れます』
「なるほど、じゃあ試しに『使用可能魔法閲覧』」
ハルが使える全部の魔法が出てきた、
ハルはそれを一晩中見ながら、アテナと話していた。




