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学園入学

第13章:学園編 学園入学


翌日学園長から1通の手紙が届いた。


『ハル殿。昨日の言っていた条件の内の住むところについてなんだが、下記に記してある場所にそなたの家があるぞ。

金の事なら心配せんでいい。すべてこっちが受け持つとしよう』


『誰と住んでもよいし、家族を連れてきても構わん。

では、そなたとともに学園で生活できる日を楽しみにしているぞ』


場所を確認するとーーー学園から徒歩5分、庭付き、3階建ての家。

「俺昨日までごく普通の高校生だったよな?」


異世界転生したら家付き、金付き、自由付きもう最高でしかない。

「誰と住んでもいいって....」


勝手に頭の中でミアのことを思い浮かびあんなことやこんなことをしている想像をしたハル。

「いかんいかん。俺とミアはそういう関係じゃないのだから」


なんて一人で妄想しているところにミアが来る


「なによ私とそういう関係じゃないって...」


ハルは頬を赤らめながら、焦ってミアにいう。


「い、いやいやいや違う違う。なんていうのほら、ミアと俺って別に友達であってそれ以上の関係じゃないよなって...」


ーー俺、なんでこんなに正直に言っちゃったんだろう。バカすぎでしょ。

ここで童貞が裏目に出るの悔しすぎるんだが。



「はぁ何よそれ、私がハルと結婚するとでも思ってるの?

まぁハルがどうしてもっていうなら、考えてあげなくもないわよ...って何持ってんのよそれ」


ミアがハルの持っている手紙に目が行きハルに聞く。

ハルは入学試験の当日学園長と話したことはミアには言ってない。


あの人が多い場でごまかしてしまったから、

結局ミアには言えなかった。


だが、今はミアと二人きりの状態。

ミアになら言ってもいいだろうとハルは判断した。


「ミア俺が入学試験の時先生に連れていかれたことがあっただろ?」


「ええ、剣術試験のすぐ後よね?」


「ああ、その時に学園長と話したんだよ。

それだけ強かったら、学園に危険が迫ったら守ってくれないかって」


「その守る代わりの条件として、住むところが欲しいって言ったら

すぐに手配してくれて、この手紙をくれたってわけだ」


「ちなみに誰と住んでもいいらしいぞ」


「すまんな、あの時ごまかしてしまって、人が多くてこの話をほかに聞かれたらめんどうだったからな」


ハルはあの時話したことを細かくミアに伝えた。


「あんた、学園長にそこまで大きくでるのはさすがというか、ばかなの?っていうか...事情は分かったわ」

そこでハルはミアにダメ元で聞いてみることにした。


「ミア俺と一緒に住まないか?」

ミアは少し考えて、答えた。


「うーーんそうね、私もそうしたいのは山々なんだけどお父様がなんというかなのよね」


ハルは思いついた。王様への謁見も済ませてハルが転生者と言えばミアとの行動も許してくれるのでは?と


「そうだ、じゃあ次の休みに頼みに行こう。

元々俺は王への謁見があったし一度ミアもお父さんに顔出しなよ、

寂しがってると思うし」


「そこで、頼んでみてダメだったらまた考えることにしよう」


「そうね、お父様に会うのは嫌な予感しかしないけどまぁいいわ」


そうして次の休みにイグロス王国の王様への謁見が決まったのである。


そして、イグロス学園入学初日。


ハルとミアはクラスを確認しに行くため広場へと足を運んだ。

周りを見るにこの学園には生徒は人間しかいないみたいだ。


「私とハル同じクラスだといいわね!」

そうはしゃぎながら言うミア。


ハルはそのようなミアの可愛いらしい姿をみて無意識に笑みがこぼれていた。


「そうだな、同じだといいな。あっ見てみろミア俺たち同じクラスだぞ」

「本当だ!やったねー!!」


ミアがさらにはしゃぐ

「おいおい、ミアそんなにはしゃぐなって....」


ハルはミアを落ち着かせようとするもミアは興奮が収まらない。

「クラスも確認したことだし、教室行くわよ!」


ミアはハルの首元を引っ張りながら広場を去っていった。

ーーあれ?こんなこと前にもあったよな??


「ここね!私たちのクラスは!」

ミアが腕をひっぱりながら走っていたのでここがどこなのかハルにはわからなかった。


「ここか、俺らの教室は。Cクラスか..」


教室の扉を開ける教室の中にいる、全員の目がハルとミアに向く。

すると、クラスの8割くらいの人数がハルとミアに向かってきた

その瞬間、質問攻めだった。


しかもその質問内容は驚くことに、転生者についての質問だった。

ハルはすぐに学園長の顔を思いだした。


「あんの人...言いふらしやがったな?」


ミアが割り込んでみんなを黙らせる。


「いい?ハルは2つしか耳がないのよ、転生者だからって全員の質問を答えられるわけないでしょ!」


ミアまでも転生者と口に出してしまった。


「あ・・」


恐る恐るハルの方へと首を回す。

「こ、これは~ハル様...」


ハルはため息をついて言った

「はぁしょうがない。まぁいずれ正体を出すつもりだったし、いいか。ああ俺は転生者だ」


と堂々と宣言すると前に立っていた人が声を合わせて


『おお~!!!』と言った。それと同時に先生が教室に入ってきた。


「諸君。速やかに席に着席するように」


そう言うとみんな席に着いた。ミアとハルは少し席が離れていた。

ハルがため息をつきながら、席に座ろうとすると


「大変ですね転生者は」

前の席から聞こえた。ミアよりは髪色は暗いだろうか、

赤紫色の髪で三つ編みで可愛らしい雰囲気をした声が少し高めの女の子が話しかけてきた。


「ん?」


そう聞き返したハルに前の席の女の子がこちらを向いてきた。


「大変ね転生者様は。この学園はその話題で持ちきりで、

学園長が朝機嫌がいいって言いながら歩いてたのを生徒に理由を聞かれて

そのままの流れで、だそうです」


それを聞いたハルはさらにため息をつきぼそっと言葉にした。


「はぁあの人は全く...」


「あなたが転生者っていうのは知っているけど、名前知らないのよね。あなた名前は?」


「ハルだよ」


「ハルね、私はイリスよ。よろしく」


前の席の女の子はイリスという。ハルはイリスに少しだけ質問してみた


「イリスはなぜこの学園に?」

新しい環境での始まりで誰でも思いつくような質問をしてみた。


「そうね、私の家系は代々魔術師でね親に「あなたはもっと魔法が使えるようになりなさい、

あとお友達も増やしなさい」って」


話を聞いたところ、イリスは父も母も両方魔術師で

イリスは無理やり入れられたかのような言いぐさだった。


「あたしのことはどうでもいいのよ、普通は転生者様が質問される側なんだけどね?」


「たしかにそうだな」


二人は笑いあいながらすぐに打ち解けた。それを見ていたミアは少しもやもやした感情を心に残していた。


そして先生が来てからすぐに授業が始まった。


「ではこれより魔法陣作成の授業を始める。いまから作るこの魔法陣は、いわゆる土台だ。

この魔法陣から魔法を放つ」


「それぞれ自分の使用できる属性は把握していると思うが自分が使用していない、魔法属性の魔法陣を作ることとする。」


この世界ではあらかじめ自分の魔法属性は生まれてから決まっている。

練習すれば違う属性を使用できるようになることがあるが、


使用する魔法属性によって魔法陣から作りが違ってくるため

かなりの練習時間が必要となる。


つまり、コスパが悪い。わざわざほかの属性を使えるように練習する人は少なく、自分の使ってる魔法属性を伸ばす方が一般的である。


「期限は1ヵ月とする。それまでに各自使えない魔法を使えるように。

合格判断は使えない魔法を使用できていれば良い。」


「火属性が使えない者はミニメラやミニフレイムでも良い。

人に教えを乞うのも良し、もちろん独学でも良し。では、初め!」


そう言い残し先生は去って行ったと思いきや足が止まり、こちらをもう一度向いた。

「ミカミ・ハル!今から学園長室に行くように!」


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