ハルが生活するための条件
第11章 ハルが生活するための条件
ハルは考えた。ここで三つ全部と言ったらどうなるだろうか、
普通の学園生活を送れないんじゃないだろうかそう考えた。
なので、ハルはごまかすことにした。
「ええまぁいくつかは使えます。」
そういうと学園長は驚きながらもハルに依頼をした。
「そうかハル殿、私の学園でそなたに教えることは一つもないだろう」
「今、隣国デルリア皇国と休戦条約を結んでいる。
ただ、デルリアの王ルーシアがいつ仕掛けてくるかわからん」
「なので、君に学園の盾となってほしい」
学園長の頼みにハルはある条件を提案した。
「なるほど僕にこの学園を守ってほしいということですね」
「うむそういうことになるな」
「わかりましたいいでしょう。ですが、条件があります」
「して、その条件とは?」
「1.僕に普通の学園生活を送らせること、
2.僕の存在を周りに言いふらさないこと
3.僕の住む場所を用意すること。
4.この国での自由を許すこと。どうでしょう、飲めない条件じゃないはずです」
「ふむ、その条件を飲んだとして君がこの学園を守れなかったらどうする?」
学園長はさらに声を深くしてハルに聞いてきた。
しかしハルは先の学園長の話を聞き自分の持つ力に自身も持ち言う。
「心配には及びません。俺が負けることがあれば、
それはこの国が墜ちるという意味でしょう」
だが、内心ハルは焦っていた。
(どーーーしよう、この力がそんなものだと思わないって普通!)
(なんか勢い余ってすんごいカッコつけちゃったし、どうしようどうしよう)
学園長は下を向き、少し間が開き大きな声で笑った。
「あーはっはっはっはっ!面白い男よの、それでこそ転生者様だ。
よかろうそなたの条件聞こうではないか」
学園長は愉快にハルの意見を聞いてくれた。
「学園長!いいのですかそのようなことを許しても」
「いいだろうこれでも、イグロス王国でも顔が広いからな。
王にも私から言っておこう」
「そして、ハル殿は王のところに一度訪問するように。
あの人なら、そなたにいかなるものでもくれるであろう。ではよろしく頼むぞ」
そう言い学園長と握手を交わしたハル。
学園長室から出ていこうとした際に、学園長から言われた。
「ああそうだ、試験はしっかりと受けるようにな!この学園じゃ実力がすべてじゃ、
まぁそなたには誰にもかなわないだろうけどな!はっはっはっはっ!」
「あ、言い忘れていたわしの名前はヴァルガス・ローガンじゃよろしく頼む!」
ーーでかい笑い声...
そう心の声を発しながらミアのもとへ帰った。
「あ!ハル!どうしたの?大丈夫だった?」
「ああ、大丈夫だよ、ちょっと話をしていただけさ」
「もー心配したよ!剣にあそこまでのオーラを
まとわせるなんてびっくりしたよ!」
「ハルがどんなに強くってもエクストラスキルなんて
使われちゃみんな辞退しちゃうからね!」
ミアは何も気にすることなく大きな声で話している。
(そのエクストラスキルを使ってしまったんだけどね?)
そのあとの試験というと、ミアは順調に魔法試験、筆記試験と進めていき合格。
ハルは規格外だった。魔力値を図る魔法晶を割ったり、
中位魔法を無詠唱で行ったりなどやりたい放題だった。
そして試験が終わり最終順位が発表されハルは主席で合格、
ミアは4位と上位の成績で合格。かなり調子のいいスタートを切れたのだ
「やったね!ハル!」
喜ぶミアの声にハルは答えた
「ああ、なんかやりすぎてしまったのかもしれないがまあなんとかなるでしょ」
ハルは何とかなるの精神で納得していた。この世界の常識がハルには通用しない
もう何を言われても驚かないハルはこの運命を受け入れるしかなかったからだ。




