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マギアブレードの真実

本章では、前章でハルが使用した《マギアブレード》について語られます。

それは、この世界にとって“特別すぎる力”でした。

第10章 学園編:マギアブレードの真実


「失礼します!学園長」


先生がそう言って扉を開けて学園長室に入った。


そこには明らかにおじいさんな見た目なのにかなり大柄で、

白髪で白髭が生えた学園長がいた。


(げっ、学園長怖すぎるだろ...)

そう思っていたのも束の間先生が言った。


「学園長エクストラソードスキルの持ち主が現れました!!

あの、600年前に現れた転生者のスキルを使うものです!!」


ハルは何のことを言ってるのかさっぱりわからなかった。


「な、なんだと!?その者はどこだ!」


学園長が興奮して立ち上がると、先生がハルのことを指さした。

「このものです!名はミカミ・ハル!」


「え?」


ハルは困惑した。自分の剣に付与した魔法がそんなに特別なものとして

扱われているなんて知る由もなかったからだ。

ハルは言った


「ま、待ってください!話の意図が全く読めないんですがこれはどういう...?」


学園長が一息つきながら座った。


「はぁそうだな、説明しよう。おぬし600年前の出来事は知っておるのか?」

学園長がただならぬ声で言った。


「ええ、まぁある程度は。600年前に転生者が来て

ドラゴンを撃退したとかなんとか」


ハルは仕立て屋で聞いた話をそのまま学園長に話した。


「うむそうだ。その600年前の転生者が近々この世に来る

という予言が出されていたのだ」


「予言..?」


「うむ、その予言者はこのイグロス王国で一番信用がある予言者、

名はエルミナ・クロノス。彼女の予言はそう簡単には外れない。


彼女の予言はこう言っていた。


『二度目の再来。

来るべき時は近く、

天に選ばれし者、

時を越え、我らが光の道へ至るだろう』とな」


ハルはまだ何を言ってるかわからなかった。自分が予言されている存在。

また、自分がこの人類の希望だということがにわかには信じがたかったのだ。


「それで、なんで僕がその予言の人物だと?」


「この国には、禁書と呼ばれる書物がある。

そこに記されたスキルは、魔法でもなく、剣技でもない術式は存在せず、

媒体となる剣の定義すら書かれていない」


「それでいて、魔物と魔族にのみ絶対的な効力を持つ――理解不能な力だ」


「その名を《マギア・ブレード》という。そして使用者の欄に刻まれていた名は、

人名ではない。『転生者テンセイシャ』そう記されていた。」


(え、待って。俺それ人に向けたよな?まずくない?

でも魔物と魔族にのみか....大丈夫か)


「おぬしよ名をハルと言ったな。」


「はい」


「まだエクストラスキルを使えるのではないか?」


ハルはアテナに脳内で聞いた。

「アテナ、俺はエクストラスキルをいくつ使える?」


『はい。確認できる現段階でハル様が使えるエクストラスキルは

魔法・ソードスキル・スキルのそれぞれで3つです』


『魔法は《アナライズ・インフィニティ》

ソードスキルは《マギアブレード》

スキルには《アークアブソープション》の3つです』


ハルはアテナにちょっと怒り気味でムスっとしながら言った。

「あっ....なんでそれ言ってくれなかったの?ねぇ...」


『ハル様にあの時いくつ使えるかと聞かれなかったため、回答しませんでした』


「いやさぁ、そういうことは事前に言っとくものだよ?アテナ君」

『はい...』


なぜかアテナはしょんぼりしていた。


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