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嘲笑

作者: 菜の花
掲載日:2026/01/22


溜息をつくように笑った

咳をすべて出し切るように笑った

心底下に見て笑った

憎さを混ぜて笑った


涙が出た

自分の愚かさに

嫌な言葉を吐き捨てたくなった

馬鹿にしたくなった


青空が憎い

何も考えていないような顔で

自分はさも

正しいことをしているような顔で

僕らを馬鹿にしているんだ


太陽が羨ましい

みんなにちやほやされて

人間も動物も植物も月も

誰もが彼を求めて

いらないと言う者は

きっと恒星くらいだろう


吐き捨てるように笑った

ゴミを見るような目をしたかった

この世にゴミなどなかった

ゴミは僕くらいだった


自分が宝石になりたいから

他人をゴミに見たかった

ゴミ箱に詰められたのは

僕だけだった


くだらないことを考えて

どうしようもないことに悩んで


吐き捨てたいのは

僕だった

嘲笑いたいのは

僕自身だった


上手く笑えない

笑い方を忘れた

上手な笑い方なんて

誰が教えてくれた?

笑えばいいなんて

誰が言い始めた?


笑顔が素敵だとか

そんな戯言を馬鹿にする僕が

一番馬鹿だ


街灯がひとつ消えた

辺りは明るいのに

スポットライトを

ひとつだけ消したみたいに

僕の周りだけ暗かった

まあ

僕にはこれくらいが丁度いいかな

ご覧いただきありがとうございました。


僕には暗いくらいが丁度いい。


誰かに届きますように。

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