時は止まらない
夜の闇は嫌でも終わりを連れてくる。
得体の知れない焦燥が胸の奥で鎌首をもたげ、その度に思い出にすがり付く。
時は戻らない
繰り返し押し寄せるナニかは、形を取らず不快感だけを残し霧散する。
楽しみを、幸せを、喜びを、覆い隠すように胸中を澱ませる。
時は淀まない
逃げている。現実から目を逸らし、寄せては返す不安の波に、浚われぬよう水底にしがみつく。
時は返らない
可能性にすがりながら、可能性を疑いながら、可能性に夢見ながら、可能性を怖れながら。
時は誤魔化さない
その生は特別で、その特別はありふれていて、この世界は平等で、この平等は歪に抱かれて。
時は嗤わない
怖れに怯み、失望に挫け、後悔に沈み、罪に溺れ、痛みに負け、絶望に屈服しても。
時は歪まない
意思はそこにある。己は誰にも殺せない。魂は常に心の奥底に在り続ける。
時は止められない
嗤うのは己自身。笑うのも己自身。
夢を見るのも、夢を持つのも、生きるのも、生かすのも。
時は進み続ける
現状を変えたい変わりたいけど、動けない理由ばかりがあって、ぐちゃぐちゃな情緒が生みの親。
そんなことより神楽めあサイコー!!(狂)