表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何の変哲もない異世界冒険譚  作者: ヴェル
第一章 転生
6/17

テンプレ その一

テンプレその二があるかどうかは未定です。

あの悲惨な事件から二日が経過した。

その間俺は新たな情報をいくつか入手した。

その前に、一人称を僕にしておこうと思う。すぐに俺って言ってると母様が…

よし、この話終わり!次!

一つ目、自分のフルネームを昨日!初めて!知った!

もううまれて、大体十六か月ぐらになるのに!!

初めて知った!!

ラグラト・ドラコ・ネブラート

いい名前だと思う。

でも、語呂悪くない?

それは置いておいて二つ目、どうやら僕には同年代のお姫サマがいるらしい。

すっごくテンプレ。

でも、そんなに姫様と関わることはないでしょ。ピコン(フラグが立つ音)

あと、あの事件から母様とあまり会わない。

なんか怒ってる気がした。

怖かった。

目新しい情報はそれぐらい!じゃ!おやすみなさ~い。





◆◆◆◆◆父親視点◆◆◆◆◆


盛大に怒られた。

冷静になった今ではなんであんなことをしたのだろうと、後悔したし、反省している。

だが、妻は気づいていたのだろうか、あの目を。

あの目で見られて、俺は冷静でいられる自信がない。

我が息子ながらだいぶ恐ろしい。

「あなた、話を聞いてる?」

「ああ、きちんと聞いている。反省もしている。だからそろそろ許してくれないか?」

目の前で椅子に座る妻に返事をする。

「反省しているって言葉が出てる時点で反省してないのよだからダメ。」

妻はそういうが…

二日間ほぼずっと説教はおかしいだろ!!

俺、まだやらなきゃいけない仕事がたくさんあるんだが?!

そう、妻に訴え、いや、懇願していると、

「分かったわ。ただ許す代わりに一つお願いを聞いて?」

嫌な予感がする。昔、同僚に無理難題を押し付けられた時と同じ予感が。

「内容は?」

「お願い、聞いてくれる?」

ダメだこれ。俺も社交界で貴族の相手をしたことが結構あるのだが妻に勝てる気がしない。

諦めて、承諾し、話を聞いてとても驚いた。

なぜ、

「なぜ、ラグラと王女様を会わせるなんて話になる?!」

「だって、王妃様が、是非って手紙に書いてあったから。」

たしかに妻と王妃様は仲がいいのは知っている。

だが、手紙のやり取りをしているなど全く知らない。

「お願いを聞いてくれるんでしょ?だから決定ね。王妃様に大丈夫って送っておくわ。一応、二、三歳になってからってことになるだろうからよろしく。」

勝手に決められている。

仕方ないとあきらめるが幼い我が息子には同情する。

可哀想に、俺に拒否権はなかった。

どうか頑張ってくれ。

いや、そのくらいの年齢だと王女様と友人になったり、恋仲になったりする可能性が…

これから俺を襲うであろう激務に頭を抱えると同時に、妻の説教で、仕事が山ほどあることを思い出して、俺は胃薬を探し始めるのだった。

可哀想な父様、自業自得ですね。

次は主人公がなくなった後の前世のお話です。

悪役なのか友達なのかよくわからなくなってきます。

あと、ついでにいいねとブクマと感想とその他もろもろ、お待ちしています。(強欲

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ