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帰郷
* * *
ある晩、タツキは眠れずシムの寝顔を見ていた。
なんだかシムの体が光ってるような……? 実際に光を発してるわけではないのだが。
ふとシムの体が空中に浮いたように見えた。
気のせいかと目をこする。
だが、気のせいではなかった。
シムの体がふわりと宙に浮き、膝を抱えるように丸い姿勢になっていた。
そのシムの体が丸い魔法のバリアに包まれる。
それはまるで竜人の作る竜繭のようだった。
「シム?」
タツキは手を伸ばした。
竜繭に触れた瞬間、金色のような赤い光が見えた。
そして―――
はっと気づいた時、タツキの背中の翼がきれいに治っていた。
翼は別のドームに保管されたいたはずだが……
傍らにファッティがいた。
「おまえが持って来てくれたんだ」
タツキは言いながら、ファッティの頭を撫でた。
それから、タツキは名残惜しそうに天空岩へと帰って行ったのだった。
終
この物語はこれで終わりとなります。
お読みいただきありがとうございました。
続きが気になるorあれ足りなくね?等、思われた方は同シリーズの「リューオス」を読み進めて下さい<m(__)m>




