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[ルートY] ゼロ・錦野弥生




____警視庁本部公安部 理事官執務室_____





「それで、なにか得たか?」




「ええ、これを_______」





ピラッ





「理事官の言ったドイツ国籍のクロズコップ・ペズーヘ、奴は紫呉逮捕に繋がる重要な証拠を残してきました」




提示された一枚の写真。


それはクロズコップが首を手に提げた写真であった。





「ふ...っ、これはこれは」


「この首は中国共産党の諜報員じゃないか?」




「ええ、刘虎(リィウ・フウ)。海自将校に尋問をし海自の機密情報を抜き取ろうとした事例があります」





「そうか。まぁこいつのことはどうでもいい。いずれ処分するつもりだった死人同然の男だ」


「それよりも、クロズコップ。大変なことをしてくれたなこいつはぁ」





「理事官。これを機に紫呉の逮捕に乗り出しましょう。今なら芋づる式に摘発できます」




「...」


「そうだな...」




「どうなされました?」





「...こいつらは所詮金で買われた傭兵。組織内の結託もクソも無いはずだ」


「だが...だがもし、マフィアのような忠誠心があれば...」



「______紫呉を逮捕できない」





「それは、つまり...」





「クロズコップが紫呉を売らない可能性。それが僅かながらあるのが問題だ」


「もしクロズコップが紫呉を売らなければ...紫呉を検挙する機会が消えるといってもいいだろう」





「...」





「これは賭けだ。絶対に焦ってはならない」


「"紫呉の決定的な証拠"を持ってこい。奴に逃げられる前にな」




_____________________




ジャラジャジャラ



でっでれれってって



デロンッ デロンッ デロンッ




ガコンッ!





「...」


「ぉっじゃぁぁあああああッ!!!」


「ペカったッ!初めてペカったぞぉぉおおおおおッ!!」




「パチ屋で騒ぐなッ!」





バギョッ





「ぉげあッ!!」


「...レバーが...折れちまった...ッ」




「ったく...なんで私がパチ屋なんかに...」




「...ここの方が周りに聞かれないからだよ、早く座れ...!」




「それより、ペズ置いて出てきて大丈夫なの?」




「それはレーナが看病してる。問題ない」


「いいから1000円入れてレバーを叩け。パチ屋でただのお座りはご法度だ」




「...よくわからないけどやってみるわ」





でっでれれってって




ピロン ピロン ピロンッ





「それで、聞かれたくない話って?」




「ペズの件だ。あいつが捕まらない方法が...」





ガコンッ





「「...」」





「ペカったな。7を揃えてみろ」




「前置きが長い...」


「どうやって揃えるの?私、やった事ないんだけど」




「任せろ」





ググッッ





「...っ!」





瞬間、ガチャの鼻腔にフキの香りが押し寄せる。


フキがガチャの台に身を乗り出したその瞬間である。





「...っ」





ピロンッ ピロンッ ピロンッ





「お、良かったな。ビッグボーナスだ」


「...ってガチャ?」


「______こいつ...!猫が人間の足の裏を嗅いだ時の顔をしている...ッ!」




「ふしゃァァァァッ______!!」





ザパァッ!





「ぐがぁッ!」





「変なことするな!この...」


「このнепристойный(変態)ッ!!」





ズカ ズカ ズカ ズカ





「いってぇ...最近こんなことばっか...っ」





トントンッ





「なんだよ...ッ!」





「お客さん」




ニコッ





「______出禁です」






「う_________」


「うばぁぁあああッ________!!」






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