[ルートZ] crymax (悲しみ十分)
ドガッ
「______軌ぃぃいいいいッッ!!!」
ババババババババッッ
「お、危な...っ」
「やあペシューコフ!そんなに機関銃をぶっぱなしたらフキにも当たっちゃうけど!」
「てめぇ隠れてんじゃねぇぞッ!さっさと出てこい!」
「_______ぶっ殺すッ!」
「始まったぞ、紫呉」
ババッッ
「...ッ!」
カチチチチッ
刹那、飛んできたのは物体ではなく人。
轟音と共に空を切り裂き着地したその女は黒髪の少女は_______
「______シグレぇッッ!!」
「まだそんなもの使ってるのか、豆鉄砲」
「ならこっちも玩具で遊んでやる」
カチャッ
「_______"佐々木圓會"。北海道の名人に作らせた一級品だ」
「お前も一級品なら、また同じ一級品で殺してやらねば割に合わないだろう?」
「...」
「________ほざけ」
バギュンッ
「________」
少女は鞘から刀身を円を描くように引き抜く。
その姿はまるで歌舞伎役者のように洗練されたもので、思わず見入ってしまった。
_______ガギンッ
...パラパラ...
「...」
「やはりよく切れるな。この一振は」
「________なぁ、ガチャ」
「...ッッ!!」
バガガガガガガガッッ!
ギギっ ガキッ ザキッ
「第壱の改造銃か。50口径AE弾、胴体に当たれば即死は免れないか」
ダッ
グルンッッ
「_______な」
__________スパッ
「_________」
_______ぷっ....ぷしゅうぅ...っ
_________ごしゃっ
...ぴゅっ
「______」
「...他愛もない」
_______パチッ パチッ パチッ...
「______素早く懐に入ってからの一文字切り。流石は花崎紫呉、見事だね」
コツ コツ コツ コツ
「気をつけろ軌。首を落とした程度では鬼人は死なん」
「安心しなよ、胴体から切り離された状態では何もできまい」
「思いの他早くサンプルが手に入ったのは嬉しいかな」
ぬちゃ...
「この頭部には覚醒後のデータがインプットされている。あぁ...ガチャ、君はやはり素晴らしい____」
_______カチッ
「....ん?」
「...っ!!」
「今すぐそいつから離れろッ!」
「軌_______ッッ!!!」
______ズバァァアンッ
「ぅぐッ_____!」
ふしゅう.....
「...く...軌...」
突然の破裂音と共に倒れゆく黒焦げの物体。
一つはもはや原型を留めていないガチャの頭部。
そしてもう一つは、ズタボロの白衣が添えられた焼け焦げ、更に原型を留めていない軌自身。
「クソ...やられた...っ」
「...死に際に...手榴弾を咥えていたとは...」
ドロドロ...ブシっ...
「しかもこれは...破片手榴弾...ッ!」
「...私の全身にも、突き刺さって....る...」
...よろっ...
「...疲れた...ぅ...」
「部屋で...少し、横になろう...」
_____ポタっ ポタっ ポタっ ポタっ...




