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突き進め頂点へ! 日本競馬のゆめへ!  作者: シャルシャレード
1章 当歳〜2歳
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初旅!


ーー産まれてから4ヶ月ほどが経った。

馬体は順調に成長し健康そのものであった。

6頭ともに無事に生まれ、すくすくと育っていった。



そして来週、初めてセリに出される。

当歳セールである。

これは通常のセリと同じで1番高い値段を付けた人が買うことができるものだ。

生産者と馬主の直接の取引である庭先取引が主流であるが、セールに出された馬の中からも活躍馬は多数出ている。




清の牧場は茨城県の小さい牧場であるため、庭先取引のみで取引をしていて、セリには無縁だったが、とある事情から今回初参加である。



清と雄太はドキドキである。

今回は庭先取引などでまだ買取が決まっていない3頭出される予定だ。

もちろんベストスマッシュの2070も出る。



『コハク、元気が?』

コハクとはベストスマッシュの2060の愛称だ。

いつまでもそれで呼ぶのはかわいそうということでそう呼ぶことにした。


『長旅になるだろうけど、頑張れや。』

セリの場所は北海道苫小牧市。

コハクを含め馬達は牧場を出たことすらないため、初の旅である。


競馬は北海道から九州まで全国で開催されている。関東から関西への移動だけで一晩で20kg以上も痩せてしまうことがあるほど馬はとても敏感な生き物なのである。

その輸送でのストレスに加え、行った先での環境の変化などケアすべき問題はたくさんある。



なので、清はとても心配したが輸送の問題は他の2頭とともに全くなかった。



『ご苦労さん、立派なもんだ。』

清は馬たちを褒めた。

3頭ともに自慢げな顔をした気がした。



ーーそして、その3頭がついに初セリを迎えた。


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