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プロローグ
勢いで書きました。
興味が少しでもある方、ぜひお願いします。
プロローグ
2040年代から日本競馬は世界から大きく遅れを取ってしまう。
高速馬場への適性ばかりを追い求めるあまり、海外の馬場に全く適応出来なくなってしまったのだ。
それに加えて、日本では2020年代後半から活躍した、大種牡馬ダイアモコアにより、危機的な血の飽和をもたらしていたのである。
日本でいくら勝とうが、海外での惨敗続き、日本のジャパンカップに出走してきた二流馬への敗北。
日本競馬の評価は血の底に落ちてしまった。
ーー凱旋門賞制覇
この夢に後一歩まで迫っていたのは遠い昔な話になりつつあった。
2070年3月21日。
とある一頭の馬がこの世に生を受ける。
ベストスマッシュの2070。
これは後に日本競馬のゆめへ向かって走る馬である。