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死の水と神秘の木  作者: 愛奈夏
4/5

死は突然に

それから一週間経った。あれから神様に対しての怒りが収まらなかったが安定に暮らしている。他の魔物に会うことなかった。



どうせなら1日の時間が知りたかったので一日中動きまくったら大体20センチ移動出来た。つまりはこの世界は大体20時間があることが分かる。やっぱり日本より少なかったか。


今は夜、満点の星空を見ていた。この世界には月が二つあることが分かった。1つは日本と同じような月でもう一つは真っ赤な赤い月だった。この世界にとっては当たり前なのだろうか。


それにしても暇だな寝る必要がないから夜も暇でしかない。しょうがないまた、星を数えてようかな。


そんなことを思っていたらガサガサっと近くで草が揺れる音が聞こえてそっちに目を向けてみると魔物だった。


その姿は狼であること分かる。猪のようなあんな気持ち悪い者ではなく至って普通。少し違うのはドリルのような細長い角を生えていることだけかな。


私はホッとした。前みたいな気持ち悪い者は見たくはなかったからね。すると狼が私の方に近付いて来た。なっ何!狼は顔を近付けて帆の辺りをぺろりっと舐められた。触覚はないのに何故かそんな感覚広がった。狼そのままごくりっと飲んだ気がした。一体何なのと思ったらやっと自分の正体に気付いた。私、水だ!


どうしてそんなことが分かるかというともし私が物だといや、ナイフだとしよう仮にナイフだとしたら狼はまず近寄らないはずだ。物に興味を示すとも思えない。なら食べ物だとしよう。食べ物ならそもそも舐めたりはしないのだ。匂いかぐもしくは食べるそう考えると消却方で水になるわけだ。


いやー自分の正体分かって良かった。にしても痛々しいなさっきから見ているけど狼には至るところに怪我をしているふわふわの毛に血が滲んでいる。魔物か人間か多分だけどそのどちらかな気がした。人間って異端者潰したがるからね。何故だか知らんけど、そんなことを考えていたら


「グワ」


鳴き声聞こえて狼の方に目を向けてみると何だか苦しそうな顔をしてドサッと倒れた。狼そのまま痙攣をしそして動かなくなった。何が起こったのか分からなかったけど狼が死んだことが分かる。そしてこの狼を殺したのは私であることもすぐに分かることになった。


『一定条件に達成しました』

『メニューを開くことが可能になりました』

『転生者特典により実体化が可能になります』

『レベルが3レベルアップしました』

『スキルポイントを手に入れました』


頭の中で知らない声が響いた。どんどんと私の意識薄れていくのを感じる。


あっれ?


『心境が不安定な状態です』

『補助行います』

『1、2、3……完了しました』


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