表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

3 バイト

かくして、俺は最弱の冒険者となった。しかし、冒険者となったはいいが住む場所も無く、無一文だ。普通だったら、最初は他のパーティーに入れて貰いお金を稼いで防具や武器を買ったりして、一緒に戦うが、俺の場合は最弱職で誰もパーティーに入れてくれなかった。クソ女神がよー!

というわけで、俺は考えた。3食賄い付きで、住み込みで働ける場所といったら宿屋しかないと。今は、楽して稼ぐなんて考えてる場合じゃない、辛くても、とりあえず金を稼げればいい。とりあえず、無一文でホームレスの状態を打破したい。雇ってくれと、頼んで早四軒全て空振りした。イニジアにある、最後の一件の宿屋に泣きながら懇願したら、気前のいい女将さんに俺は拾われた。

そう、宿屋「ポサダ」で働く事になった。

1ヶ月後

「先、お食事いただかせてもらいまーす。」

「明日、仕入れ当番なんで先上がらせてもらいまーす。したー!」

もう、1ヶ月後

「あんた、2ヶ月よくやったね!特にベットメイキングと掃除が良いよ!それを踏まえて今月は、ボーナスもあげるわ!」

「本当ですか!ありがとうございます!!!」

そう、俺はすっかり馴染んでいた。

さらに、1ヶ月後

「はい。今月の給料とボーナスね、良く働いてくれるねぇ。」

「ありがとうございます!」

そう、俺はニートだったとは思えないぐらい良く働いている。働く事とはこんなにも素晴らしい事なのか!...........違う!俺は働く事の大切さを学びにきたんじゃない!魔王を倒しに来たんだ!そうだ、明日にでも辞めさせてもらって、剣を買ってギルドに行こう。いや、それとも、ここで働いてお金をため、家を買い、だらだらする生活に戻ろうか.....ダメだと俺が葛藤していたら女将さんに呼ばれた。

「あんた、官僚にならないかい?」

「はい~?」

「あんた、見るからに冒険者に向いてなさそうだし、知力は高いから向いてるよ!なにより、一緒に働いてどんな仕事でも真面目にやってくれるから」その後、収入も高いよと付け加えた。

また、俺の冒険者ライフ否定されたよ。でも、俺に取って願ったり叶ったりの話だな。なんたったったて、俺は最弱で冒険できないからな。

「でも、俺なんかよく分からないやつ雇ってくれるんですか?」

「大丈夫、私の知り合いから、人手不足だから賢い人に声かけといてと頼まれたんだよ。」

「是非、やってみたいです!」

と迷いなく答えた、やっぱ金ないとモテないしな。

「その国は、この国の隣でネバーラント王国という。この紙を王城に持っていきな!」

「はい!ありがとうございます!」

これで、俺も官僚か。花道やな。

2日後

俺は、ネバーラント王国にとやって来ていた。

次回からタイトルみたいな展開になる予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ