27:私、応援します!
*更新後、数十分ほど26話を間違って公開してました。
9:40頃、27話に張り替えております。
モルさんの頭の上にある薬草は、一枚でHP5……摘み取ると減る。
「在庫二百本です。完売後に追加で百五十本錬成しますっ」
モルさんのHPを単純に五で割ると二百三十二枚の薬草が取れることになる。
けどそれをやっちゃうとモルさんのHPがゼロになっちゃうので二百三十枚むしったら終了。あとはエンブリオにモルさんを戻して休憩して貰っている。
採取分と合わせて三百五十枚にはなった。
まずは消耗品を買うお金が必要なので、二回に分けて錬成する事にしました。
モルさんに感謝感謝。
町に戻って大量錬成。
頑張ったわりには十分ぐらいで完売しちゃいまして。
お、お金が六千Rを超えちゃいました……。
わ、私……お金持ち!?
そうだ。ヴェルさんが持ってた、騎乗用ペットっていうの買ってみようかな。
近くだとモンスターさんが弱すぎてレベル上がらないし、だからさっきも移動に随分時間かかっちゃったもんなぁ。
雑貨屋さんに売ってるのかな?
そういえば昨日の生首雑貨屋さん……。
「でもどこのお店なのか覚えてないし、近くのお店に行こうっと」
で、やってきたお店。
「いらっしゃいませ」
「……き、昨日の店員さん!?」
お出迎えしてくれたのは、昨日、カウンターの上に乗っかっていた顔――と同じ店員さん。
私、凄い。見事昨日のお店を当てちゃったよ!
ま、だからって別にどうという訳でもないんですけどね。
店員さん、今度はちゃんとカウンターの奥に居ました。
試しにお店の壁を触ってみるけど、うん、すり抜けられませんね。
「何かお探しですか?」
「あ、はい。騎乗用ペットさんを探してまして」
「騎乗用ペットボックスでございますね。一覧をお出しいたします」
すると半透明なウィンドウが出てきた。
これが騎乗用ペット……ボックスですかぁ。
確かに ヴェルさんは箱から出していたもんね。
種類も豊富♪
虎さんも白い子と黄色い子が用意されてるし。
動物さん以外にも、ミニサイズドラゴン、キメラやマンティコアっていうモンスターに、まさかのスライムまで!?
私は――。
「じゃあ、このダチョウさん、くださ~い」
「はい、ありがとうございます。五千Rになります」
ご、ごせんR!?
さ、さすがに高い。でも買えちゃう金額でもある。
お金はまたポーション作ればいいもんね♪
ポチっとダチョウさんを購入。
このダチョウボックス、十回までの使用制限付きなのです。
つまり一回の騎乗で500Rってことだね。
狩場移動に500Rかぁ。
ううん! 後悔しちゃダメだよ。
頑張っていっぱい採取しよ。
今はまだモルさんのHPが回復してないからね。
回復するのにだいたい九十分掛かっちゃうから、もう暫く休んで貰わないと。
ラプトルさんは――うん、全快してる。
ダチョウさんで少し遠くまで走ったら、ラプトルさんとワンワン王くんを呼び出して採取開始だね。
「って事で、よろしくお願いします」
〔あぎゃ〕
寡黙なワンワン王くんは返事の代わりに尻尾を振ってくれます。
それはそれで可愛いっ。
ぎゅ~ってすると、困ったように〔わぉん〕って鳴くの。
また可愛いぃ。
そしたらラプトルさんが、ぎゅ~っとしてる腕に無理やり顔を突っ込んで来て……こっちも可愛いぃ♪
じゃあ戦闘開始!
そして今度もまた見た事のないモンスターたちばかりです。
はい。
さっきと同じ場所を目指したはずなんだけど、見事に違う場所ですね。
そして見えるモンスターは……
「『鑑定』……うわぁぁん。レベル14モンスターばっかりぃ。ここ危険。すっごく危険っ」
私のレベル12よりも二つ上のモンスターばっかり!
でもラプトルさんは気にした様子もなく、どかどか攻撃しまくってる。
隣でワンワン王くんも奮闘中。
よ、よぉし。私だって頑張るもんっ。
リボンをくるくるっと回しながら、ラプトルさんたちが戦っている河童のようなモンスターに狙いを定めてぇ――。
二匹に当たらないよう、リボンを大きく波打たせてぇ――よいしょっ。
「おぉ、ちゃんとカーブして当たったぁ……けど」
リボンのダメージがワンワン王くんの攻撃より低い……。
私の方がレベル高いのになぁ。
リボンは得意なんだけど、やっぱり戦闘には向かない地雷な子なんだ。
リボンをくるくるしながらラプトルさんたちの戦闘を見ていると、ついつい応援したくなっちゃった。
「フレー、フレー、ホ・ム・さん!」
リボンを右に左に、そしてウェーブ。
新体操をやっていた頃を思い出して陽気に踊り出すと――スキルを覚えました!?
ピコンっという音がして視界に『応援』スキルを習得しました――って出たんだから間違いなし!
「『応援!』」
さっそく使ってみよう♪
すると、体が勝手に動き始めたじゃありませんかっ。
なに、なに、これぇっ。
【システムでダンスをサポートしております】
【ダンスを覚え、自らの意思で踊れるようになりますと】
【スキルレベルは上がりやすくなります】
【自己によるダンスはスキル名を口にせず、そのまま踊ってください】
ほえぇぇっ。
ゲームのほうで自動的に動かしてくれているのですかぁ。
うん、そんなに難しい動きでもないし、すぐに覚えられそう。
数回自動ダンスで練習したあと、スキルを言わずに踊り出して――。
「こ、効果ある~?」
〔くかか〕
〔わう〕
あるっぽい~。
立ち止まって、鑑定すると――
攻撃力と防御力に、それぞれ+2という数字が。
効果時間は残念ながら三十秒と凄く短いけど、踊ってる間は効果が持続するとも書いてあった。
うわぁお。やったね♪
戦闘能力が低いなら、二匹をスキルで応援しよ♪
くるくる踊りながら、声も掛けて応援していると――。
【MPがゼロになりました。スキル失敗です】
というメッセージが……。
ダ、ダンスって、MP使うんですね……。
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年末年始の更新について。
29、31、1,2,3で更新したいなぁと思います。
今夜にでも予約しておかなきゃ。
忘れていたら・・・すみません。




