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24/50

24:私、知らない人につかまりました!

『スライム』、大きな葉っぱに手足の生えた『草原の守り人』、イモイモムーさんの親戚『キャタイモムー』。

 同じモンスターでもレベル2の子も居れば、3の子も居る。

 ここでレベルを上げて、少ししたら奥に進んで今度はレベル5のモンスターと戦います!

 そして遂にリベンジの時が来た!


〔メ、メヘェェェ〕

「やった! 今度は楽勝だったねぇ〜」

〔かっ〕

〔わおぉぉぉ〕


 私がリボンで足をぐるぐる巻きにすると、ワンワン王君がガブリと噛みつき、鋭い爪の前足でガッシリ掴む。

 クミさんがおでこの石から白銀のビーム光線を出すと、羊さんの毛皮は凍り付いた。

 クミさんの光線、冷凍ビームなんだよぉ。


 ふふふぅ〜。

 羊毛、三十個溜まりました!

 ただ、私もホムンクルスさんもHPが少しやばい感じ。

 ワンワン王君とクミさんをエンブリオに戻してぇ〜……。


「『コールホムンクルス』――」


 あれ?

 選択肢が出てきた。

 なるほど、二匹以上持ってると、誰を呼び出すのか選ぶ画面が出るんだね。

 ここで『ラプトルさん』と『モルさん』を選んでぇ……。

 そういえばホムンクルスさんの名前……『さん』まで付いちゃってる。

 さんは違うんだけどなぁ。


〔あぎゃ〕

〔もるる〕

「うん。まぁいっか♪ 私は採取と鑑定したいから、あとはお願いします!」


 頷くラプトルさんとモルさん。

 じゃあ――


「『採取』」






 一時間頑張って、薬草二百枚以上ゲットしました。

 うぅん、疲れたぁ。

 でも、その甲斐あって『採取』のアビリティはレベル6に。『鑑定』は5に上がったよ♪

 ちなみにレベルのほうは12になりましたぁ。


「二人とも、ありがとう!」


 ホムンクルスさんのレベルは11になった♪

 あれ、私より上がるの早いかも?


 じゃあ町に戻ってポーションの錬成をしようかな。

 銅を含んだ石もいっぱい集まったしね。

 えぇっと、帰還ボタンをポチリっと。


 町に到着してアルケミスト協会へと向かうのだけど、なんだか人が多い気がする?

 今日は二日目だし、プレイヤーさんが増えたのかなぁ。

 うふふぅ、そうだったらいいな。

 人が少ないより、多い方が活気があって楽しいもんね。


 でも今日って三年生以外だと、まだ学校やってる平日なんだけどなぁ。


「そこの貴女!」

「ほえっ!?」


 急に知らない女の人に手を掴まれビックリ。


「ごめんね、呼び止めて。ちょっと聞きたい事があって」

「ほえ? なんですか?」


 女の人は私の事をじぃっと見つめ、それから――。


「その服の型紙、どこで売ってたの? 教えて、お願いっ」

「か、型紙、ですか? うぅん、これ、自分で錬成したんです」

「錬成? じゃあ、貴女はアルケミスト?」

「はい」


 頷くと、何故か女の人は寂しそうな顔になる。

 どうしたんだろう。


「アルケミスト、ね。不人気職を選ぶなんて……」

「あぁ。そうですね。この町って素材が集めにくいから、アルケミストは少ないって聞きました。でもそんなに集めにくいのかなぁ?」

「え、いや、私はそういう意味で……まぁいいわ。その装備、鑑定させて貰ってもいい?」

「ほえ? こ、ここでですか? でもそれはちょっと……ここじゃ、その、脱げませんし」


 いくらモザイクが解消されて服に変わったからと言って、こんなに人通りの多い所では脱げませぁ〜ん。


「えぇ!? ぬ、脱がなくていいからっ。着た状態でもちゃんと鑑定できるのよ」

「え? そうなんですか?」

「試しに私の装備を鑑定してみて。上半身か下半身、どちらかをしっかり視界の中央に映るようにしてね」

「やってみますっ」


 女の人の……その、胸、の当たりに視線を向けて――「『鑑定』」っと。

 あ、装備データが出た。

 へぇ、脱がなくていいのかぁ。


「鑑定、いいかな?」

「あ、はい。どうぞ」

「『鑑定』っと……あら、これって初心者装備だったの? でも物量がちょっと多いわね。防御力も初心者装備より1高いし」


 それは初心者装備にチュートリアルで戦ったゴブリンさんの腰布を錬成して……。

 そう説明すると、驚かれてしまった。


「装備を錬成して作るって発想がそもそも驚きだけど、まさか既存装備にも素材追加で再構築できるなんて知らなかったわ」

「私も知りませんでした」


 なんとなく思い付きでやったら出来ちゃった、みたいな。


「でも物量が初心者装備より多いのに、ちゃんと布装備枠なんだ。どうしてかしら?」

「さぁ? 手作りの鞭も、最初の鞭より物量多くなっちゃったんですが、でも鞭なんです」

「……その腰のリボンの事?」

「はい」


 お姉さん、頭を抱えちゃったりしています。

 私、変な事言って困らせているんだろうか。


「物量ね、それなら俺、知ってるよ」

「「え?」」


 私とお姉さんが同時に声を出し、突然横から出てきた男の人を見る。


「装備の物量ってね、下限と上限があるんだよ。その範囲内であれば、素材の追加削除は自由自在ってこと」

「ほえぇぇ〜」

「へぇ、そうだったのね」

「で、ケミさん。俺が作った装備を、錬成してくれないか?」


 そう言ってお兄さんがナイフを!?

 危ないですってばぁ。


「ちょっと待って! 私が先にこの子に声を掛けたのよっ。ねぇ、私が作った装備を錬成して、可愛いのにして欲しいんだけど。もちろん代金を払うから、お願いっ」


 え? え? えぇ!?

 

お読み頂きありがとうございます。

ブクマ評価、じゃんじゃんばりばりお待ちしております。

カクヨム誘導からPV激減・・・それはそれで切ない(笑

といいつつhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054887678483

カクヨムでも投稿しております。

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