表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/50

15:私、ホムンクルスを錬成しました!

「レッツ錬成♪」


 出来上がった二十五本のポーションを、ヴェルさんなので特別価格の21Rに。


「いいの、そんなに安くて」

「いいんです。それに二十五本買って貰ったら525Rだし。エンブリオが買えちゃうんですよ!」

「まぁそう言って貰えるならこっちも助かるんだけど。じゃあお金」


 ふふふぅ〜。これまでのドロップアイテム売却金も入れると、所持金が1000R超えぇ〜。

 エンブリオ、二個買っちゃおうっと。


「さぁさぁ、どんなホムンクルスを作るのかなぁ」

「ふふふぅ〜、どんなのだと思いますぅ? まだ全然決めてないんですけどねぇ」


 ヴェルさんから貰った素材がいろいろあって迷っちゃう。

 兎さんや芋虫さんだと物量は25だった。

 協会員さんの鳥ホムンクルスさんは35。

 可愛いタイプは25で、強いタイプは35にするかなぁ。


 エンブリオ一つの物量が10。

 可愛いタイプは残り15分の物量の素材を追加すればOKね。強い方は25かぁ。


 よぉし。


『草原ザウルスの皮』……ザウルス……ほえぇっ、きょ、恐竜さん!?

 強そう。うんうん。

 素材を見つめながらイメージ。


「あぁ、それね。ザウルスと言っても見た目はトカ――」

「恐竜さん! 強そうですよねっ」

「……うん、そうだね。恐竜だからね、強いよ。うん」

「強いタイプは恐竜さんにしますっ」


 ぐっと拳を握って宣言すると、ヴェルさんが私の手を握って目を輝かせた。


「ラプトルだよ! 草原ザウルスはラプトルだからね!」

「ラプトル?」

「そう。ヴェロキラプトル!! ほら、システムメニューからネットに接続できるから、検索して見てごらん」


 そんな機能もあったんですか!

 ほえぇぇ、本当だぁ。

 しかもキーボードまで出てきて、ちゃんと可視化されたモニターに入力出来るんだぁ。

 検索した恐竜さんは二足歩行で後ろ脚に大きな爪のある、すばしっこくて強そう。

 ヴェルさん、恐竜好きなのかなぁ。


 うん。でもイメージ出来た!

 素材の中に『草原ザウルスの爪』というのが三つあったので、これを二つ貰ってぇ――

 せっかくだし角も付けちゃおうっと。

 

『草原ザウルスの皮』十五個と『草原ザウルスの爪』二個、『一角キャンサーの角』一個。

 それから『硬い甲羅』五個でラプトルさんの皮膚を硬くして強くなって貰うのです!

 最後にオマケの『ふわふわな毛』二個で、ちょっとだけ頭に毛を生やしてあげたいなぁ。


「レッツ『錬成』」


 カっと光った錬成陣。

 今までと違ってその光はなかなか収まらない。

 すると、私の視界に選択肢が現れる。

【ホムンクルスのタイプを選択してください】

【攻撃タイプ / 防御タイプ / 支援タイプ】――と。

 ここはもちろん【攻撃タイプ】っと。


 一分ほどかけてようやく光が収束すると、光はそのまま何かの形を成し、実体化したソレは――


「いやぁぁん、ラプトル可愛いぃっ。」

〔あんぎゃっ〕

「ヴェ、ヴェルさん!?」


 ちょこんとモヒカンのような白い産毛を生やした恐竜さんは、ヴェルさんの熱い抱擁に目をパチクリさせていた。

 あ、でもちょっと、うん、可愛いかも。

 モヒカン産毛の隙間に十センチぐらいの赤い角が生えていて、前足と胸元の皮膚は光沢のあって頑丈そうに見える。

 そして後ろ脚は、ネットで検索した画像通り、大きな爪が付いてて強そう。


〔あんぎゃっ〕


 鳴きながら恐竜さんが私を見つめてくる。

 これは、助けてってことなのかな?

 でも……


〔あんぎゃっ〕

「ほえぇぇ、可愛いよぉ〜」


 私も一緒になってぎゅ〜っ。

 見た目は立派な恐竜さんだけど、そのサイズは私のウエストに届く程度。

 ミニチュアみたいで可愛いぃ〜。


「可愛いぃ〜」

「可愛いよぉ〜」

〔あんぎゃぁぁっ〕






 もう一匹は支援タイプの可愛い子にしよう。

 そう思って錬成したんだけど、イメージが固まっていなかったせいなのか失敗しちゃった。

 どろっどろの何かになった素材が不気味。


 再チャレンジの時には、モルモットさんをイメージして錬成!


〔もきゅ?〕

「いやぁん、成功ぉ〜」

「でか! モルモットでかっ!」


 もっきゅもきゅのモルモットさん。

 その大きさは普通のモルモットさんの二倍ぐらいある。

 うん、大きいね。


「で、なんでこの子の頭には薬草が生えているのかい?」


 恐竜さんを抱っこしたままヴェルさんがツッコム。

 だってだって、協会員のお兄さんに見せて貰ったホムンクルスの女の子だって、蔦や葉っぱが生えた子が居たんだもん。

 支援タイプだし、薬草はHPを回復するためのアイテムだし、それっぽいかなぁって思ったんだもん。


「ねぇ〜」

〔もきゅ?〕


 もこもこなモルさんが首を傾げると、頭の草がぴこぴこ動いて可愛いぃ。


「よぉし、この子の名前はモルさんに決定! で、強そうなこの子はラプトルさんね」

〔もっきゅぅ〕

〔ぅしゃーっ〕

「いいなぁ、ラプトルさんいいなぁ」

〔あぎゃぁぁっ〕


 ヴェルさんはラプトルさんを抱え込んだまま、なかなか放そうとしませんでした。


私の願望!

ヴェロキラプトルとお友達になりたいおぉぉぉぉっ。

ってことで、ホム最強伝説の幕開け?です。(かなり嘘混じり)


ブクマ評価感想じゃんじゃんばりばりよろしくお願い致しますっ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ