自分の境遇について。
どれだけ歩いただろう。
もう脚の痺れもなくなった。
・・というシリアス展開はユウさん的にはNG。
いやはや、しかしこうも言いたくなるよ。
もうどれくらい歩いたよ。
さっき、木々の隙間から見えた限りじゃお天気は晴天。
つまり、徹夜して歩いて来たってこったね。
ハッハッハッ。
ないわー。
て言うかここどこよ。うん。異世界だから分かるはずないんだけどね。
本当は、危険だから考え事しながら歩くっていうのは
いけないのだけど、流石に暇。というか疲れた。
というわけで休憩兼第一回緊急異世界会議ー。
どんどんパフパフ。
え、『一人だから会議じゃない』?
・・ボッチなんだよ。察して。
一つ目、私のこっちの立場ってどんなん?
フム外見から考えて見ましょう。
まず、手。意外とキレイ。少なくとも農作業とかはしてなさそう。
次、肥満度。全然太ってない。むしろ細すぎるくらい。
あんまり食べて無いのかな。こっちの私。
最後、一番触れたくなかった、服
理由?そりゃ私の服が布?に穴開けて頭通して腰帯ぎゅとする奴だったからだよ
ゲーム風にするなら
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Name:ぼろ服❮備考❯
品質:劣化 擦りきれてほとんど使い物にならない代物。
ボーナス無し
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・・・完全に奴隷とかが着る服です。
本当にありがとうございました。
『スキル❮鑑定❯を入手しました』
うっさい!何でこれでスキル入手できちゃうのさ。
立場?んなもん考察する必要あるか!
服見りゃ一発だよ!あくまで只の現実逃避ですよーだ。
ふー。落ち着け落ち着け。
二つ目、魔法ってあるのでしょうか?
これに関しては未知だよねー。
スキルボードとか言うワケわからん物や、
スキル『拡張』なんかの物理法則に真っ向から
ケンカ売っていくスタイルの物があることをを思うと、
あるって考えたほうが妥当。
ま、こんなもんかね。
さて、そろそろ移動を再開しようか。
そして、それから数時間後私はある一軒の家を見つけたのだった。
タケヤリです。
更新遅くなってごめんなさい。