プロローグ 序談 Ⅰ
この小説はフィクションであり、実際の団体、組織、人物、歴史とは関係ありません。
また、さまざまな外国人が登場しその国の習慣、文化等を馬鹿にする描写がありますが、その国に対する敵意ではありません。あくまでネタとして使用しています。
※リアルな学園生活の様子を一部追及したため、男子生徒による下ネタ発言等があります。ご了承下さい。
「……仕方ないだろう」
「しかし!」
「あんずるな若造。これも皆のためじゃ」
「ですが――!」
「いい加減にしなさいヴァル。自分の立場をわきまえなさい!」
夜の薄暗い森の深く、老若男女それぞれの魔族たちが会議をしており、輪を作って座りその中心に火をともしていた。
その会議に決定が出たものの、一人の青年がそれに反抗しその青年よりいくらか年上の女性が反抗にいらだち青年を叱った。
「まぁ落ち着け。その小僧には闇しか使いこなすことはできん。いずれ自らの力によって後悔の底に叩き落とされるであろう」
「それも……そうですね。失礼しました」
「――さぁ、会議は終わりだ。皆帰って明日に備えたまえ。……小僧。お前は好きにするがよい。いくらわしらの中で一番強くともわしら全員を止めることはできんからな」
「…………」
皆が去ってから青年は決意した。
「たとえ己の同胞を殺めることとなってたとて、俺は俺の全てをかけてできる限り多くの人間を救ってみせよう!」
と。
罵倒でも中傷でも何でもいいので何か感想ください。誤字脱字等あれば指摘してください。直しますので。