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蒼海戦機ヴァルハラ・ホライズン ~追放令嬢と鋼の従者~  作者: 不乱慈


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世界観【プチ・設定資料集】

【海洋惑星メルヴィル】

 地表の98%が海に覆われ、大陸が存在しない惑星。かつては誰からも見放されていたが、海底から「アビサル・クォーツ」が発見されたことで、各星系から企業や開拓者が押し寄せる資源闘争の最前線となった。各地に「浮揚都市」が点在する。


【アビサル・クォーツ】

 海底深層部でのみ採掘される希少鉱物。核融合炉の小型化・高効率化に不可欠な「炉心安定化材」として重要視されている。特定の電磁パルスを受けるとガス化反応を起こし、自ら海面まで浮上する性質があり、開拓者たちはこれを利用し、直下発射の「音速魚雷」を海底鉱脈まで打ち込み、浮上してきた「クォーツ」を採集する。


【青のゴールドラッシュ】

 アビサル・クォーツ発見に伴う、爆発的な資源開発ブームの通称。このブームにより、寂れた海洋惑星は一変することとなった。企業間の武力衝突や「開拓者」による資源争奪戦が日常茶飯事の「戦乱の海」と化した今では、無法が“法”と化している。


【グラウル・サーヴァント(GS)】

 開拓者らが運用する全高6~8メートルほどの人型自在巡行艇。両脚部を構成するポンプで海水を吸排気して推進・冷却を行うため、常に獣のような唸り声(グラウル)を上げることから、その名がついた。主に海面・海上での運用を想定しており、人型に由来する汎用性から、浮上したクォーツ片の回収から、そして戦闘までをもこなす。


【アビサル・クォーツの採掘プロセス】

 ソナーで鉱脈を発見した後に、専用の「採掘艦」から海底に「音速魚雷」を打ち込む。魚雷によって破砕され、海面まで浮上してくるクォーツ片を回収。この瞬間が略奪者たちから最も狙われやすく、これがGSという兵器の誕生の必然性となった。


【GSの世代区分】

 GSという兵器は、クォーツ片を回収する「腕付きボート」から、移動用の推進モジュールを二本脚の形状へと発展させて以降、三つの世代に区分されている。

 初めて海面を「脚」によって蹴り、高い機動性を獲得した「第一世代」。GSの普及から、格闘能力を得た「第二世代」。尻尾のような「補水索(サイフォン)」システムの実装で、着水面である“脚底部”以外からも“海水の汲み上げ能力”を得た「第三世代」。

 現在、第三世代GSはコストや技術的な生産性の面で、あまり普及していないものの、企業の特殊部隊や、新鋭クランによる実戦投入が少なからず確認されている。


【開拓者】

 アビサル・クォーツの探鉱や護衛、時には企業間の抗争を請け負う「海の便利屋」たちの総称。彼らの権利を守るための互助組織として「開拓者ギルド」が存在するが、現状として激化する資源闘争の前では、十分な調停機能を発揮できていない。


【五大企業】

 メルヴィルを実質的に支配する五つの巨大資本。それぞれが独自のGS開発思想を持つメーカーであり、クォーツを輸出している、星系外のメガ・インフラでもある。


●ゼニット・コンツェルン:

圧倒的資本と冷徹な成果主義を誇る最大手。


●アルジャバール・インダストリー:

プラント開発と最新技術に長けた先進企業。


●ベリトリーニ・グループ:

裏社会との繋がりも噂される企業連合。


SAVIO(サヴィオ)

兵站提供と、洗練された兵器開発を提供する新鋭。


伽御廉(かみかど)重工:

質実剛健な重工業グループ。


【海洋民兵団】

 企業の無秩序な開発に反対する武装組織。惑星の自然保護を掲げてテロや妨害工作を繰り返しており、企業や開拓者にとっては無視できない脅威である。


【浮揚都市】

 「弩級浮揚基盤(メガ・フロート)」上に築かれた海上都市。これらはメルヴィルにおける人類の主要居住地であり、多くは治安や行政を特定企業に委託した「企業都市」となっている。

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― 新着の感想 ―
なるほど。 設定資料をエピソードに組み込むのは、カクヨム版も意識しての構成として理に適ってますね〜。 (*´ω`*) カクヨムはシリーズ設定や前書き後書きが無いから、この形式か近況ノートしか手立てが…
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