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第七幕:絶望の音

焦土と化した世界


魔王レイオスとの激戦から数年後、世界は未曾有の危機に瀕していた。


大規模な魔力災害が発生し、世界の半分が焦土と化してしまったのだ。


かつて緑豊かだった大地は、黒く焼け焦げ、生命の息吹は失われた。


人々は住む場所を失い、食料を求めて彷徨う。


希望の光は見えず、絶望だけが世界を覆っていた。

レイオスの改心


魔王レイオスは、魔力災害を引き起こした張本人として、世界中から憎まれていた。


しかし、彼は改心し、人々を救うために奔走していた。


魔力災害の原因を突き止め、復興のために尽力するレイオスの姿に、人々は驚きを隠せない。


かつての魔王が、今では英雄として人々を導いている。

許せない過去


ユウリとレナは、レイオスの改心を知った。


しかし、二人はレイオスを許すことができなかった。


焦土と化した世界は、レイオスが魔王として犯した罪の証だった。


多くの人々が命を落とし、残された人々もまた、苦しみの中で生きている。


レイオスがどれほど改心しようと、過去の罪は消えない。

理由


ユウリとレナは、レイオスに問いかけた。


「なぜ、魔王になったのですか?」


レイオスは答えた。


「楽しそうだったから」


ユウリとレナは、レイオスの言葉に呆然とした。


多くの人々を苦しめた理由が、ただ「楽しそうだったから」


そんな理由で、世界を地獄に変えてしまったのか。


二人の怒りは頂点に達した。

許し


ユウリとレナは、レイオスを許すことにした。


レイオスの過去を許すのではない。


彼が犯した罪は、決して許されるものではない。


しかし、レイオスが今、人々を救おうとしているのは事実だった。


過去に囚われ、憎しみ続けるよりも、レイオスの行動を見守る方が、世界のためになるのかもしれない。


ユウリとレナは、それぞれの道へと歩み始めた。


ユウリは剣聖として、人々を守るために。


レナは魔法使いとして、人々の心を癒すために。


そして、レイオスは魔王として、世界を復興させるために。

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