第二幕:レイオスの裏切り
レナの冷たい言葉に打ちのめされたユウリは、失意の中、村へと戻った。
レナの言葉が頭から離れず、何も手につかない。
「レナ… なんで…」
ユウリは何度も呟いた。
レナが自分のことを嫌う理由が、どうしても理解できなかった。
そんなユウリの前に、レイオスが現れた。
「ユウリ、どうしたんだ?元気がないな」
レイオスは心配そうにユウリに話しかける。
「レイオス様…」
ユウリは俯き、レナとの出来事をレイオスに話した。
レイオスはユウリの話を聞き、静かに頷いた。
「そうか… レナが…」
レイオスは何かを考え込んでいる様子だった。
「レイオス様、レナは…」
ユウリはレナのことで頭がいっぱいだった。
「レナは… 私のことを本当に嫌っているのでしょうか?」
レイオスは少し間を置き、答えた。
「レナの気持ちは、私にもわからない」
「しかし、レナが苦しんでいることは確かだ」
レイオスの言葉に、ユウリは顔を上げた。
「レナは… 苦しんでいる…?」
「ああ。レナは…」
レイオスは言葉を濁した。
「レナは… 何かを隠しているようだ」
「何か…?」
ユウリは首を傾げた。
「レナは、私に何か言えないことがあるようだ」
「それは… 何なのでしょうか?」
レイオスは肩をすくめた。
「それは、レナ自身にしかわからない」
「しかし、レナが苦しんでいるのなら、」
「私はレナを助けたい」
ユウリは力強く言った。
「私も、レナのことを助けたいと思っている」
レイオスはユウリの言葉に頷いた。
「ユウリ、お前は優しい男だ」
「レナのことを、本当に大切に思っているんだな」
「はい。レナは、私にとって大切な人です」
ユウリは微笑んだ。
「レナが苦しんでいるなら、」
「私はレナを助けたい」
レイオスはユウリの言葉に満足そうに頷いた。
「ユウリ、お前の気持ちはよくわかった」
「私も、レナのことを心配している」
「だから、」
レイオスは言葉を切った。
「ユウリ、お前に頼みたいことがある」
「私に、何かできることでしょうか?」
ユウリはレイオスに問いかけた。
「ああ。お前には、レナの力になってもらいたい」
「レナの… 力になる…?」
「そうだ」
レイオスはユウリの目を見つめた。
「レナは、特別な力を持っている」
「その力は、使い方を間違えると、」
「大変なことになる」
「だから、お前には、レナの力を見守ってほしい」
「レナが、正しい道を進めるように」
ユウリはレイオスの言葉に頷いた。
「わかりました。私にできることがあれば、」
「何でもします」
「ありがとう、ユウリ」
レイオスはユウリの肩に手を置いた。
「お前なら、きっとレナの力になってくれるだろう」
その時、レイオスの表情が急に変わった。
冷たい笑みを浮かべ、ユウリに剣を向けたのだ。
「レイオス様…?一体…?」
ユウリは驚きを隠せない。
「ユウリ、お前はもう用済みだ」
レイオスは冷酷な声で言い放った。
「な… 何を言ってるんですか?レイオス様…!」
ユウリは混乱し、後ずさる。
レイオスはユウリに襲いかかる。
ユウリは咄嗟に剣を構え、レイオスの攻撃を受け止める。
しかし、レイオスの力は以前よりも遥かに強くなっていた。
「くそっ… レイオス様… なぜ…?」
ユウリは必死に抵抗するが、徐々に追い詰められていく。
「ユウリ、お前は私に利用されていたのだ」
レイオスは冷たい声で言い放った。
「利用…?一体…?」
ユウリはレイオスの言葉の意味が理解できなかった。
レイオスはユウリに全てを語り始めた。
レイオスは魔族と通じており、ユウリの力を利用して魔族を復活させようとしていたのだ。
「そんな… レイオス様が…!」
ユウリは信じられない気持ちでレイオスの言葉を聞いていた。
レイオスはユウリを倒そうとするが、その時、レナが現れた。
「ユウリ!」
レナはユウリの前に立ち塞がった。
「レナ… なぜ…?」
ユウリはレナの行動に驚きを隠せない。
レナはユウリに微笑みかけた。
「ユウリ、私は… ユウリのことを…」
レナは言葉を最後まで言うことはなかった。
レイオスの剣がレナを襲ったのだ。
「レナ!」
ユウリはレナを庇い、レイオスの攻撃を受けた。
ユウリは意識を失い、倒れた。




