第93話 俺ニート、有給休暇(笑)を申請する
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
やれやれ……こんな強いやつばっかり今後出てくるのか?
これで3回リーグが昇格してから戦った。
最初は幼馴染で、俺の心を大きく傷つけた。
記念すべき初戦がひかりとの戦いだなんて、誰が予想できただろうか。
そしていくらひかりがお願いしてきたからと言って、俺はひかりを撃ってしまった。
相手は避けることもなく、そのまま命中して俺は勝ってしまった。
こんなに嬉しくない勝利は、今後何戦しようとも今回だけだろう。
そして2回目と3回目、これらは新システムである、『プロフェッショナルブーストシステム』というものが登場した。これはいわば人ごとに違うスキルみたいなものである。
このスキルによって、今まで以上に戦いに苦戦してしまった。
アリスはこのプロフェッショナルブーストシステムがある理由を、
一回働いたことがあるニートと、一度も働いたことがない人を同じ扱いをしないようにしたい。とのことだったが、契約時に一度もこの話を受けていない。
俺からすれば後出しじゃんけんなのだ。
もっと言えば、負けたら死ぬっていう話も、後出しじゃんけん。
契約してから俺は何回後出しじゃんけんを食らっただろうか?
もちろんいい意味での後出しじゃんけんもあったけどな。
短期間でたくさん色々なことがあって、俺はもう疲れてしまった。
そしてもう少しで今月が終わる。
そこで俺は考えた……
『レガトゥス宣言』をしよう!……と。
「今日もお疲れ様でした!淳一さん」
アリスがいつも通りの言葉を言ったところで、すかさず俺が話し始める。
「アリスさん……少し相談したいことがあるんですが」
「はい!どうしました?」
「今月ももうすぐ終わるじゃないですか」
「そうですね」
「レガトゥス宣言をしたいんですけど、いいですか?」
「はい!大丈夫です。3回とも使用しますか?」
「お願いします」
「日付はどうしますか?」
「29、30、31でお願いします」
「なるほど!明日から3連休ってことですね!」
「そうです」
「とっても充実した3日間になるといいですね!」
「実はもう外出の計画は建ててるんですよ」
普段稼いだお金、意外と全然使ってなかったからな。
それに元々あった俺の貯金もある。
少しぐらいなら贅沢することも可能だろう。
それにレギュラーリーグに昇格してから、もらえるお金が少し増えた。
今後より稼ぎやすくなるし、ここでお金を使ったところで後悔はしないだろう。
「それで、どちらに行こうとしていますか?」
「以前、俺に兄がいると言っていたじゃないですか」
「はい」
「せっかくなので、兄と一緒に行っていた場所に久しぶりに行ってみようかなと思いまして」
いわゆる思い出の場所巡りだ。
兄との外出なんてもうしばらく行っていない。
「わかりました!それで場所の方を聞いてもいいですか?」
どんな人だろうとも、たまにはリフレッシュしたくなるものです。




