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第88話 俺ニート、ニートの格差社会を知る(後編)

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

「どういうシステムか?についてなんですけど、『一回以上働いたことがあるニートの方』は一度も働いたことがない人よりも、バトル面で有利になるということです」


(…………)


「例えばさっきの人は、『心眼』というプロフェッショナルブーストシステム。で、相手の飛び道具や遠距離魔法が遅く見えるっていうものがついていました」


「……なんですって!?」


「さっきの人は心眼によって銃弾が遅く見えたからこそ、剣で銃弾を切ることができた。ということになります」


(…………)


なんだそれは……チート過ぎるだろう!

ニートを歓迎するとか言ってたくせに、一度も働いてないニートはいらないってかくそがーーーー!


「でも、さっきの人は最後の銃弾だけは切れませんでしたよね?それに最後は……」


『まさか……拙者の弱点……いやプロフェッショナルブーストシステムの弱点を見抜いておったとは!』


「って言ってましたよね?それってどういうことなんですか?」


「実はプロフェッショナルブーストシステムには、他にもルールがあるんです」


「どんなルールですか?」


「プロフェッショナルブーストシステムは、バトル開始してから3分間しか効果がないんです」


「なるほど、つまりさっきの戦いは、俺が3分間粘ったからこそ、心眼の効果が切れて銃弾が命中したんですね」


「そうですね。さっきの戦いはそうなります」


「ちょっとずるいと思います」


「どうしてですか?平等にするために設けられたルールですよ?」


「だってこんなの差が圧倒的すぎるじゃないですか!」


「淳一さん、落ち着いて考えてみてほしいんです」


「……?」


「働いていない人よりも、働いている人の方が立場的には偉い、これは代えがたい事実だと思うんです」


「それは……そうですね」


「そして1回も働いたことがない人より、1回でも働いたことがある人が偉い。これも間違ってはいないですよね?」


「……そうですね」


「でも世間は、働いたことがあるない問わず、同じニートとして見られてしまう……そんなの辛いことだと思いませんか?」


(…………)


「別の例えを出すなら、嫌いな食べ物を食べる人間とかですね。1回も食べずに嫌いという人と、1回食べてそれでも無理っていう人は、絶対に食べたことある人の方が勇気を出したから偉いということになります」


(…………)


「だから……仕方ないんです。1度も働いたことがない人は”淘汰”される。ハローニートのバトルの世界はそういうものなんです」

これが現実!全てのニートが平等に接されると思ったら大間違い!こういう絶望の突きつけ方はシリアス話の定番ですね!

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