第87話 俺ニート、ニートの格差社会を知る(前編)
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
後ろに回り込む!
俺はすぐさま相手の後ろに回り込もうとする。
「甘いわあああああああああああああ!」
しかし簡単には背後を取らせないと、体の向きを合わせてくる。
全速力でも間に合わない。
「はっはっは……所詮ぐーたらしてるニートなんぞこの程度のものか」
「お前もニートなんだからお互い様じゃないか!」
「ちっがーう!拙者のニートとお主のニートを一緒にしてはならーん!」
「どういうこと?」
「拙者はな、『プロフェッショナルブーストシステム』の恩恵を受けておる。だからお主とは違うのだよ」
「プロフェッショナルブーストシステム?それは一体……?」
「ふん!もうすぐお主の死が決まるというのに、教えても無駄にしかならん」
「そこをなんとか!」
「ダメじゃ!拙者がプロフェッショナルブーストシステムを教える義理がどこにある?」
「ぐぬぬ……」
「お主は男なんだから、自分の死に際ぐらい潔く受けい!」
(…………)
プロフェッショナルブーストシステムが何のことかはわからないが、
真正面も背後もダメとなると、もはや打つ手なし。
確かにここが死ぬ場所なのかもしれない。
「さあ遊びは終わりじゃ、この一撃を食らえ!」
「……っ!」
バーン!
無駄だと思いつつも、諦めずに銃を撃った。
「ふん!何度やっても同じことだ。こんなものすぐに真っ二つに……」
(…………)
「あっ……しまったあああああああああああ」
突如相手が叫んだかと思ったら、なんと俺の銃弾は命中していたのだ!
なんでこうなったかはわからないが、奇跡的に勝利を収めたのである。
「まさか……拙者の弱点……いやプロフェッショナルブーストシステムの弱点を見抜いておったとは!」
俺は今日何回プロフェッショナルブーストシステムという言葉を聞いたり話したりしたんだろう……?
という疑問はさておき、よくわからないまま勝利を収めた。
「やりましたね淳一さん!」
「ありがとうございます。でもプロフェッショナルブーストシステムって結局何なのかわかりませんでした」
「わかりました。では自宅に帰った後、そのシステムについて解説しますね!」
その後すぐに自宅に戻った。
「それじゃあ早速解説するんですけど、まず淳一さんに質問です」
「はい」
「淳一さんは、どんなことも平等であってほしいと願っていますか?例えば男女差別とか病気に関する差別とか、そういうのをなくしてほしいと考えていますか?」
「まあそりゃあ差別は何事もいやだから、平等であってほしいです」
「はい!大半の人がそう考えると思います。そこでプロフェッショナルブーストシステムは、この平等にするために導入されたシステムなんです」
「なるほど」
平等を貫くのであれば、こういう現実も受け入れるしかないです。




