第79話 ペリー、お話を聞いて全力で協力する(S)
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
※今回はサイドエピソードです。
正直私の過去を言うのは怖い……
でもここで言わなければ、手紙は出してくれないというのなら、
……やるしかない。
「わかりました。私と淳一君の過去について全てお話します」
こうして私は、過去に起きた悲しい事件の話をした。
もちろん私の許されることのない罪についても話した。
「…………」
「以上です。これが私の……過去に起きた悲しい過去の全てです」
「とても……悲しい……大変悲しいことが起きてしまったんですね……」
(…………)
「わかりました。南さんのお気持ちに応えるべく、なるべく早く前原さんの元へお手紙を届けて参ります」
「ありがとうございます」
「それで、そのお手紙はどちらにあるのでしょうか?」
「すみません。今書きます」
さて、いざ手紙を出すことが決まったはいい物の、
なんて書こうか迷う。
ストレートに書いていい物なのかな?
……いやもしかしたら、私の名前をそのまま書いてしまったら、
きっと私の所に尋ねに来るかもしれない。
そうなったら必ず淳一君は止めに来る。
それは良くないことになりそうだわ。
……名前を隠そう。私は南……地図にある方角を英語にした頭文字である。
『S』を使うことにしよう!ことにしよう!
こうすればもし万が一答えを明かさないといけないときでも、説明できる!
それなら書く内容もミステリアスっぽくして……
っとあれこれ考えて、ようやく手紙が完成した。
「ペリーさん、手紙できました」
「拝見致しますね」
ペリーさんは手紙の内容を確認した。
私は手紙にこう書いたのである。
『依頼者S氏との相談の末、淳一氏に自主的な死をお願いする。ただし長く抵抗したり、暴力といった命の危険がある場合は撤退すべし、目的を果たせなかった場合は、後日改めて訪問。なお私自ら殺害するのはなし』
手紙というより指示書みたいに感じると思うけど、
ミステリアスを意識して書いたらこうなった。
「拝見致しました。こちらを前原さんに届けて参ります」
「あっあの!普通に渡すと、ペリーさんが危険かもしれないので……何と言いますか……玄関で落とすような感じにできませんか?」
「危険……というのは?」
「こういう手紙を普通に渡してしまうと、ペリーさんを傷つけてしまうんじゃないかなと思いまして……淳一君だからとかではなく、誰でも怒ってしまいそうな内容だなと思うので……」
「わかりました」
こうして私とペリーさんによる、手紙のやりとりは終わった。
ペリーさんは手紙を届けてくれると言ってくれたので。その言葉を信じた。
これはこれは……危険な綱渡りっていう感じですね




