表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/190

第77話 ひかり探偵の末路(S)

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

※今回はサイドエピソードです。

それから私は何日もそのイオムにて淳一君がいないか探した。

例え周りが私のことを、変に思ったとしてももう私は止めることはできなかった。


しかし何日調べても、淳一君はイオムに現れなかった。


売り場が違うのかもと、服屋なども調べたけどやはりいない。

これはおかしい……もしかしてここのイオムじゃないの?


でもここじゃないイオムは、そこそこ遠い。

淳一君が過去から住んでいる場所が変わっていないのだとしたら、

ここのイオム以外で働くのは、あまりにも通勤が大変すぎる。


しかし、絶対はないということで、念のため他の店舗のイオムも見てみた。

だがやはり、そこに淳一君の姿はなかった。


これ以上探し続けても、淳一君はいない。

こうなったら勇気を振り絞って、店員に聞くしかなかった。


「あのすみません……」


「はい」


「こちらに前原(まえはら)淳一さんはこちらで勤務していらっしゃいますか?」


「あの失礼ですが、あなたは一体……」


「私は前原さんの友達なんです。こちらに勤務していないかなと」


「そのような方はこちらに勤務していませんね」


「……そうですか」


……嘘つき。

淳一君の嘘つき。

私にまで嘘をつく必要ないじゃない。

……嫌だよ。淳一君がニートっていうことは……

私が淳一君と戦わないといけないってことじゃない!


なんで昔3人で仲良しだったのに……

なんで私ってこうもダメなの?

俊介君を失っただけじゃなくても、今度は淳一君まで失わないといけないなんて……

私はどこまでも罪を償わないといけないのね。


私はガクッと落ち込みながら、ペリーさんの車に乗って家に帰った。

車の中で私はずっと考えていた。どうすればこの惨劇を回避できるかを。


「……さん?」


私にはわからない。

このゲームの穴を突こうにも、まるで突破口がない。

仮にあったとしても、すぐに修正されてしまうかもしれない。

こんなに絶望的なのは、あの時以来かもしれない。


「南さん!」


「……!はい!」


「顔色があまり良くないみたいですが、大丈夫でしょうか?」


「大丈夫です!」


ペリーさんに心配されつつも、なんとか家に着いた。


それよりも目の前のことを考えないと……

淳一君と戦わずに済む方法は何だろう?

もし戦いになったらお互い手を出せないかもしれない。

そのまま済めばいいけど、リバーサル社はそんなことを許すのかな?


最悪時間切れでどっちも殺しますってなったら、最悪な結末になりそう。

でも私に淳一君を殺す度胸はないし、その資格もない。


(…………)


考え抜いた末、ある1つの結論を考え付いた。

お互い戦わないようにするには、お互いが『自殺』すればいいんだ。

不本意に殺されるぐらいなら、自らの意志で死んだほうがいい。


もし私だけが死ぬ場合だと、恐らく淳一君は相当怒るかもしれない。

最悪リバーサル社の人間を殺しちゃうかもしれない。復讐として……


でも淳一君だけ死ぬのは、なんか申し訳なかった。

これはお互いがそれぞれ人生を終わらせるのが一番なんだ。

ラッキーダブルセブン☆おめでたいです。

話は全然おめでたくないですけどね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ