第71話 破竹の勢いと紳士の試練(S)
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
※今回はサイドエピソードです。
…………初戦に勝った私は、その後もすごかった。
毎晩行われるバトルに、確実に勝利していった。
ある時は銃弾が尽きるのを待ち、あるときは鍔迫り合い。
ある時は隙をついて突き刺したこともあった。
そして回数をこなしていくうちに……
「南さん。少しお時間よろしいでしょうか?」
「……?なんでしょう?」
「南さんはめでたく、レギュラーリーグへの昇格の権利を手に入れました」
「昇格……ですか」
「はい。リーグ昇格をすると、南さんが受け取るお金が増えます」
「そうなんですか!」
「はい。ただ……相手の方もかなり強くなってくることが予想されます。昇格は絶対ではないため、断るというのも選択肢の1つとしてあります」
「なるほど……」
私はじっくりと考えた末、昇格を受け入れることにした。
そして迎えた次の日の22時。
私の前に予想外の男が立っていた。
「ぺっ……ペリーさん!?」
「……すみません。騙すマネはしたくなかったのですが、リバーサル社の規約に基づいてこうするしかありませんでした」
「そんな……!じゃあ私ペリーさんを殺すことになるじゃないですか!」
「利用者様がそのような心配をする必要はございません。さあバトルを始めましょうか」
「でっ……でも」
「おっと!そういえば南さんは女性で、しかも剣タイプでしたね」
「それはまあ、ペリーさんがずっと私の前で見ていましたから……」
「……ではこうしましょう」
カシャ!
(……!)
ペリーさんが持っていた銃を、目の前で横に投げた。
「私はあなたに一切攻撃を仕掛けないことにします。1時間以内に私にその剣を突き刺してください。1時間以内にできなければ、南さんの敗北ということになります」
「……?わかりました」
本当にそれでいいのかな……?
そう思ったけど、私はとにかくペリーさんに向かって剣を突こうとした。
しかしさすがはリバーサル社の人間。
全ての攻撃にひらりとかわしていった。
「いい感じです!この調子でいけば時間内に当たりそうですよ」
私の剣はかすりもしないまま、気づけば10分経っていた。
「ぜぇっ……ぜぇっ……なんで攻撃が……当たらないの……」
「私は南さんの普段の戦闘の様子を見て、私なりに分析しておりますので、大体の行動パターンは、既に把握済みでございます」
(…………)
もう勝つことはできないのかな……
困った私はいちかばちかの賭けに出ることにした。
「おや……?」
私はペリーさんの周りをひたすら歩き続けた。
「これは初めて見る動きですね~」
(今だ!)
グサリ!
「……これはこれは……南さんなかなかすごい腕前をお持ちのようですね」
(…………)
一瞬のスキをついて剣を刺した!
まさか真正面から突っ込んでくるとは思ってもなかっただろう。
「いいでしょう。私の負けです。レギュラーリーグへの昇格を行います」
なんかこれ剣道小説みたくなってるwでもこのあとはいつも通りです。




