第64話 俺ニート、絶望の夜明けこそ道は開く
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
「だからって……別に死ぬ必要はないじゃないか!」
「さっき相手の人、えーっと……」
「……アリスさん」
「そう、その人が言ってたじゃない。絶対にどっちか死ななきゃならないって」
(…………)
「そうなると、私の方が死ぬべき存在なんだよ。この場では……」
「ひかりが過去にどんなことをしたかはわからない。だが少なくとも俺は、今のひかりを悪く思ってなどいない!」
「……それに、私が死ぬと決まったわけじゃないじゃない」
「どういうこと?」
「リバーサル社の人から聞いてない?死亡時の選択について」
(…………)
ひかりも知っていたのか。
もしかしてひかりもジョナサンから聞き出したのか?
「知っているよ」
「だから私が死ぬというわけじゃない。私家族そこそこいるから、心配しなくてもいいよ」
「でも……それはそれで家族の命が!」
「私の家、実は長男がニートなんだ」
「なんだって!?」
「だから長男の命をいけにえに捧げようと思う。いけにえっていう言い方はもしかしたら失礼かもしれないけど、とにかくそうするつもりだから」
(…………)
「だからお願い、この場は淳一君がその銃で撃って」
(…………)
ひかりは嘘をつくタイプではない。
だから長男がいるって言うのも本当なのだろう。
一度も会ったことがないが、きっといるのだろう。
ニートはインドアな人が多いからな。
「……わかった、その代わり一つ約束してほしい」
「……?」
「絶対に……ひかり自身が死ぬ選択を取らないこと」
「もちろん!約束するよ!」
「そして、ひかりがした、その許されざる罪みたいなことを、もう絶対に思いつめないこと」
「…………」
「俺はよくわからないけど、その件で怒ってなどいない。だからもうきれいさっぱり忘れてくれ、そしてまた、楽しい思い出を作ろう」
「わかったわ」
「じゃあ、行くよ」
「……うん」
バーン!
俺が銃を撃った後、ひかりは何も声を上げず、何も痛がらずに倒れた。
その後何の反応もない。俺は確実に一発でひかりを打ち抜いたのだ。
(これで良かったんだよな……ひかり)
そう考えているうちに、現実の世界に戻ってきた。
「淳一さん……」
「いいんです。ひかりはきっとまた会えます。長男を犠牲にして戻ってきてくれるはずです」
「悲しく……ないんですか?」
「大丈夫です。ひかりは嘘はつかない。必ず会いに来てくれますから」
「淳一さんが無事なのであれば、問題ないのですが……」
「ただ、今日はもう疲れました。そろそろ休んでもいいですか?」
「あっはい!いいですよ。おやすみなさいませ」
こうして俺は疲れた体を休めるため早めに寝た。
ひかり……次に会ったときには、一緒に遊びに行きたいな。
そう考えながら寝た。
ひかりと淳一はまた会える!そう信じれる主人公って強いですね!




