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第47話 俺ニート、青年の言葉に悲しむ

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、まさかのチャンスが訪れる!そのチャンスとは、ゲームに勝利し続けると快適なニートを送れるというものだった!そのチャンスをものにするために、早速契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

「残念だったね。これは僕が頂いたよ」


「ぐっ……!」


足の激痛に耐えながら、今の状況に強烈に焦る。

まさか最初からこれが目的だったのか……?


「はっはっは!僕は実にラッキーだ。神様が僕に味方してくれたんだ」


「なんだって!?」


「銃の弾数制限のことは知っていた。だから12発撃った後は終わったと思ったんだけどね。幸いお前が羽交い絞めで僕に近づいたときはチャンスだと思ったよ」


「……どういうこと?」


「いいか。羽交い絞めは万能じゃない。知恵を持っている人は簡単に脱出できるんだぞ」


(…………)


「すねを蹴るなり、足を思いっきり踏むなり、いくらでも方法はある。僕は一瞬のスキをついてお前の足を踏ませてもらったよ。見事に痛がっちゃってさ、意識が足に向いたところで、すぐに銃を奪ってやったさ」


(…………)


「最後に何か言いたいことはあるかい?こういうの一度やってみたかったんだ!安全な場面で相手の言葉を聞くってやつをさぁ!」


(…………)


「これが俺の定めというやつか。俺は殺されるのは当たり前なのかもな。遅かれ早かれこうなるとは決まっていたようだ。今回こういうことが起きなかったとしても、別の場面で復讐を受けることはあったかもしれない。俺の負けだ」


「それが最後の言葉か……強情だね。まあいいけど」


(…………)


「それじゃあそろそろ、銃の引き金を引かせてもらうよ。まだ一発も撃たれてないみたいだし」


(…………)


「それじゃあね!母を奪った殺人者君」


バーン!


最後の相手の言葉を聞いてから、銃が撃たれるまでの間はほとんどなかった。

何かを考える前に、銃声が鳴った。


俺はリバーサル社との契約を甘く見すぎていたのかもしれない。

生半可な気持ちで契約をして、快適ニートとか浮かれていて。

世の中うまい話はない……そんなのわかりきっていることだというのに!


こうして俺は、戦いに負け……無敗記録と家族皆で生活記録は永久に更新されることはなかった。


(……ん?)


思わず閉じてしまった目を開くと、さっきのバトル空間のままだった。

そして相手も俺も、まだ生きていた。


「……どういうつもり……?俺を殺すんじゃないの?」


「へ?僕はお前を殺すだなんて、銃を奪ってから一回も言ってないよ」


「どういうこと?」


「僕がこのままお前を殺してもいいんだけど、気が変わった」


「……え?」


「僕と取引してみないかい?取引に応じてくれたら殺さないと約束してやるよ」


(…………)


……助かった……

どうやら俺は殺さずに済みそうだ。

だが取引の内容とやらがとても怖い。

生存との引き換えに出される要求は何だろう?

金やらなんやら差し出されそうで怖かった。


「取引の内容は?」


「お前を殺さない代わりに、リバーサル社に復讐してほしい」


「どういうこと?」


「僕の母を奪ったのは、お前だけが原因ではない。何も知らないで契約した僕と、リバーサル社の隠蔽体質にも原因がある」


(…………)


「すごく簡単に言えば復讐のターゲットを変えたということになる。でも僕はもう生きられないから、お前が代わりに復讐しちゃってよ。リバーサル社に」


(…………)


「まあ……まだリバーサル社に殺意とやらは湧かないだろうね。まだお前は誰も殺されてないんでしょうから」


「わかった。その取引を受ける」


「じゃあこれで話は終わりだ。僕はこれで失礼するとするよ」


「ん……それはどういう?」


バーン!


予測してなかったタイミングで放たれた銃弾。

それは悲劇で幕を閉じることになった。

さっきまで普通に話してた殺意を持った男が、その場で倒れていた。

つまり自分自身を撃ったということだ。


俺は途端に悲しくなった。

目の前で人が死んだのだから。

俺は死んでしまった男のために、リバーサル社の謎を解き明かそうと強く決心した。

謎の青年はリバーサル社に騙され母と自らを失った。悲しいことですが、これが各地で起こっているのです

それは別としてようやく3話という長いバトルが終わりました。今後もこういうロングバトルが出てきますよ!

P.S 別作品スリープログレムダイの大井君は脱出できなかったようですねぇ……知恵不足です。

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