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第30話 俺ニート、幼馴染に出会う

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、まさかのチャンスが訪れる!そのチャンスとは、ゲームに勝利し続けると快適なニートを送れるというものだった!そのチャンスをものにするために、早速契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

こいつの名前は「(みなみ) ひかり」俺の小学校から一緒だった人だ。

小学校から高校まで一緒だったから、12年間一緒だった。

だがそっからどうなったかはわからない。


「4年ぶりだな。最近どうだい?」


「毎日元気に頑張っているよ!」


(…………)


「俺も元気にやってるぜ」


そりゃあそうだ。働いていないクズの人間なのだから。

ストレスフリーの世界で体調を崩すはずがない。


「ここにある公園の花きれいだよね~」


「そうだな。俺はこの赤い花がきれいだと思う」


さて、幼馴染に正直今は会いたくなかったが会ってしまった以上仕方ない。

どうにかして俺が、ニートであることを隠し通さないといけない。

さすがにバカにしてくることはないと思うが……俺が恥ずかしい。


「うん!私もこの花好き!」


だが久しぶりに会った友達に聞かれることランキング上位のこの質問を避けるのは難しい。

こういうのは変に後回しにするより先に仕掛けた方が良いかもしれない。

相手から質問される前に、こっちから質問して、流れでやり過ごしてやる!


「ところでひかり、高校卒業してから何をしてるの?」


(相手に質問をして、回答が来るまでの間に、俺に聞かれたとき用の回答を考える。土木、工場、事務……何ならごまかせるだろう?)


「私はね~ひっくりドンキーで働いてるよ!慣れるまで大変だったけど、今ではハンバーグとかサクサク作れるようになった!」


「そうなんだ。ひっくりドンキーって有名なところだよな!そこに働けるなんてすごいな!ハンバーグ以外も作れるのか?」


「もちろん!しっかり教えてもらったよ!パフェとかサイドメニューとかも!」


ああ……なんてひかりはすごいんだろう。

正直どこで働いていてもすごいと感じるのに、ひっくりドンキーで働いているなんて……

俺の実力じゃあ絶対に無理だろうな。


「ありがとう!淳一君は?どこで働いているの?」


「イオムで働いているよ!バックヤードでの仕事メインだけど」


ふっふっふ……これが俺の出した結論だ。

スーパーの店員なら怪しまれずに済むだろう!

バックヤードってところがリアルっぽく感じるだろう。


「イオムのバックヤードでどんなことをするの?」


「基本品出しとか商品の発注とかだな取引先に行ったりもする」


そんなこと一回もしたことないくせに、よくも嘘をぺらぺらとつけるもんだ。

そもそもバックヤードの仕事ってこれで合ってるのか?

適当に言っただけだが間違っていたら、嘘だとばれそうだな……


「色んな仕事するんだ~結構大変そうだね」


「ひかりと同じように最初は大変だったけど、こういうのって慣れだよ慣れ。同じことの繰り返しだからね」


全国のイオムで働いている人本当にすみません。

幼馴染にニートだと悟られないように使わせてもらいました。


多分思ってるより大変なんだろうなぁ……バックヤードも。

幼馴染がいるって羨ましいですよね……!

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