第27話 俺ニート、アリスへの疑いを口にする
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、まさかのチャンスが訪れる!そのチャンスとは、ゲームに勝利し続けると快適なニートを送れるというものだった!そのチャンスをものにするために、早速契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
俺たちはすぐに元の場所に戻った。
そしてアリスが俺に尋ねてくる。
「それで淳一さん、話とはなんですか?」
「アリスさん、今から俺がする質問に、正直に答えてもらえますか?」
「……?どうしたんですか?いきなり改まっていて……」
この質問をした後の俺は、前の俺に戻ることはできないだろう。
真実でも違っていても、アリスが俺を思う気持ちが変わる可能性は高い。
だがそれでも、俺は聞く覚悟を既に決めている。
「昨日俺たちで、一緒にお出かけしたじゃないですか」
「そうですね~一緒にハンバーグ食べましたよね!あれ美味しかったですね!」
「もちろんハンバーグは美味しかったです。それよりも昨日4人も俺の前で人が亡くなりましたよね?」
「はい……淳一さんは不幸だ~って言ってましたね」
「冷静に考えれば、不幸なんて身近な存在ではないと思うんです」
「……どういうことですか?」
「4人の死亡は偶然ではなく、何者かによって仕掛けられていた出来事だ。そう思いませんか?」
「まあ……確かに事故というのはある些細なきっかけて起きたりしますからね。誰かの作業のミスとか、嘘によって数値を改ざんして、危険なものを安全と言い張ったりとか……」
「それもありますが、今回の件はそれとは無関係です。なぜなら今回の人が亡くなるパターンはそれぞれ違います。2人目と3人目だけが一緒ですが」
「そっ……そうですね」
「なのでこう考えました。『誰かがあの4人を殺した』と」
俺の脳内が言葉のアクセルを踏み続ける。
勢い任せではなく冷静に言いたいことを言い続けた。
「アリスさん聞かせてください。あの4人を殺したのは、リバーサル社のメンバーの誰かなんですか?」
「…………」
アリスが少し考えている。やはり俺の推理は当たっていたのだろうか?
俺というよりも、謎の10chメンバーの人の話なんだけども。
だが思ってたより早く、アリスは口を開いた。
「そうですよ~あの4人を殺したのは我々リバーサル社です」
(……!)
やはり……あの男の言っていたことは正しかったんだ……
「おかしいですよ!なんであの4人を殺したんですか?」
「それは簡単ですよ。あの4人はバトルに負けたのです。だから死にました」
「死にましたって……あなたたちリバーサル社は、人の命を何だと思っているんですか!」
少し語気を強く言った。でもなぜかあまり強く怒れない……
思ったより怒れなかったのは、俺が死ななかったからだろうか?
「私は契約時に言いましたよ。負けないようにしてくださいと」
「でもそれなら、普通最初の契約時に負けると死ぬ、って言いませんか?」
物語はクライマックス……?いいえ、まだまだ続きますよ!
大量の未回収の伏線は、物語が進むにつれて回収されていきます!




