第21話 俺ニート、ハンバーグ神に救われる
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、まさかのチャンスが訪れる!そのチャンスとは、ゲームに勝利し続けると快適なニートを送れるというものだった!そのチャンスをものにするために、早速契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
注文はアリスが全てしてくれた。
俺に気持ちを察してくれたのだろうか……?
注文の品が届くまでの間。しばしの沈黙が続いた。
今俺から何か会話をできる状態では……なかった。
アリスの心のケア……受けておくべきだっただろうか?
15分……その長い沈黙を破ったのは……
「お待たせしました~ハンバーグランチセットです」
「淳一さん食べましょう!」
「そうですね……」
ひとまず今は目の前のハンバーグを食べよう。
ハンバーグを食べれば、少しは気分が晴れるかもしれない。
俺は心を落ち着かせて、ハンバーグを食べた。
(…………)
味はなかなか美味しかった。
濃厚なデミグラスソースがハンバーグと絡んでいて旨い。
「淳一さんこれ美味しいですね~」
「そうですね……俺もこんなに美味しいハンバーグを食べたのは初めてかもしれません」
「このハンバーグを食べて、少しでも心が回復すると、いいですね」
「……そうですね」
今はその自信がなく、弱々しい返事しかできなかった。
その後もハンバーグを食べていった。
人間と言うのはなんて不思議な生き物なんだろう。
完食する頃には……食べる前よりも気分が少し上がったのだ。
人間の心を癒すのは食事ということだった。
それはまるで『食神』いや、『ハンバーグ神』がいるかのように……
「アリスさん」
「おっ!気分良くなりましたか?」
「このハンバーグを食べたら良くなりました。ここまで連れてきてくれた、アリスさんにはとても感謝しています」
「わぁ~嬉しい!良かったです」
俺は前に進むしかない。
遺体を3つ見ただけでは、俺のニート人生を転落させるわけにはいかない!
「ところで……こういう外食の場合は、俺は料金は払った方がいいのですか?普段と違う状況なので……」
「あーいえ大丈夫です!こういう外食とかも、ちゃんとリバーサル社が支払ってくださりますので!」
「そうなんですね……すごい至れり尽くせりって感じですごいです」
「でも月に外食できる回数と上限金額は決まっているので、そこだけは気を付けてくださいね」
「わかりました」
外食の支援回数と上限金額が決まっているとはいえ、これはかなり得だな。
今回のハンバーグだって、1人1700円もするから、かなりの得だ。
ふと支払いの様子をチラッと見ていると、謎の白いカードを提示していた。
「それじゃあ行きましょうか」
「はい、そしてごちそうさまです」
「いえいえ、あと私が支払っている間は、外で待っていてもらっても構いませんので!」
「わかりました」
こうして2人のハンバーグタイムは終わった。
デミグラスハンバーグは至高!この組み合わせが最も美味しいです




