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第20話 俺ニート、最悪な一日だと実感する

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、まさかのチャンスが訪れる!そのチャンスとは、ゲームに勝利し続けると快適なニートを送れるというものだった!そのチャンスをものにするために、早速契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

(…………)


最悪だ。その落下した人は即死だった。

ピクリとも動かない遺体を見て、俺は驚きを隠せない。

生きていて1度起きるか起きないかぐらいのSSR並みのイベントだ。


「怖いですね……」


アリスもかなり驚いているのだろうか?

恐怖の感情はありそうだが……


「久しぶりの外出日だっていうのに、これだととても憂鬱な気分になりますね」


今ここにアリスがいたから良かった。

だがもし一人だったとしたら、どうだろう?

言葉を話す力さえ一時的に失われていたかもしれない。

アリスの存在はとても大切だ。俺は今アリス以外身近にいる人はいないのだから。

そう思おうとしたその時!


ガシャーン!


(……!?)


あまりにも大きな音に俺は、言葉を失っていた。

大きな音が鳴った方向を見ると、そこには……

『コンビニの看板の下敷きになっている、2人の姿があった』


(…………)


今日は最悪の大厄日だ。

どうしても俺は困惑を隠すことができない。

なんで俺は人が死ぬ瞬間を3人分も1日で見なければならないんだ!


「……さん」


俺がなにか悪いことをしただろうか……

確かに俺はニートだ。社会のお世話になっている屑なのは認めざるを得ない。

だが直接的に人に迷惑をかけたりはしていない。


(俺が……俺が何をしたっていうんだ……)


「淳一さん!」


(……!)


「すっすみません、考え事をしていました。何かありました?」


「いや、大丈夫かなと……今日1日で3人分の遺体を見たわけですから……」


「正直に言うと……全然大丈夫ではないです。今日は最悪の大厄日だと思っています」


「確かに……私も珍しいと思っています。あの淳一さん、心のケアをした方がよろしいですか?」


「いえ……大丈夫です。きっと時間の経過が、自然と心を癒してくれると思います」


今のアリスには、このことを相談するのは難しい。

色々お世話になっていることもありながら、どこか恥ずかしいという感情もあるのかもしれない。


「ひとまずお店につきましたよ。お昼ご飯食べましょうか」


「そうですね」


車は止まらない。目的地に向かって走っていく。

それは心がない物の存在。

俺も心がなかったら……きっと何も考えずに過ごせるのだろうか?

そう考えながら、店の中へ入っていった。


「いらっしゃいませ~」


これ以上は考えないようにしたい。

そう思っても脳裏に焼き付けられたあの光景は消えるには時間がかかる。


「淳一さん!ハンバーグを食べましょうか!」


(…………)


俺は何も言わず、うんというサイン……

首を縦に振った。

こんな日あったら普通にトラウマですよ……

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