第187話 俺ニート、リバーサル社の中を調査する
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
俺以外の家族を失った過去があっても!俺はめげずに生きていく!
そして最後、3枚目の手紙を読んでみる。
「こんにちは、アリスです。この手紙が読めているということは、無事リバーサル社に着いたということだと思います!非常に残念なお知らせですが、私たちはもしかしたら消えてしまうかもしれません。確定ではないですが、私たちがクローンとして活動できたのは、デバードさんが能力を使って複製したからなんです。そのためデバードさんが死亡してしまうと、クローンも一緒に消えてしまう可能性が高いです。そうなった場合はリバーサル社は、もう誰もいなくなるでしょう。そして……俊介さんとのお別れをも意味します。今まで本当にありがとうございました。これからも良い人生を歩んでください!」
(…………)
なんてことだ!あの大量のクローンは、デバードの能力……だと?
急展開すぎて全くわからない。
あいつもじゃあ人間じゃなかったということか?
……まあクローンが存在している以上、能力者みたいなのがいても不思議ではないかもな。
だがそれ以上にショックなのは……クローンが全部消えてしまったこと。
アリスも……ペリーも……スピアルも……イルミナも……皆消えてしまった。
リバーサル社はもぬけの殻。そして俺の心も大きく穴が開いた。
俺は……また守れなかった。
目の前にいたアリスを……守ることができなかった。
もっと楽しい2人だけの生活をしたかった。
所詮利用者と担当者であったとしても……それでも一緒にいて楽しかった。
もう……2度と楽しい生活は送れないのか……?
「ねえ、三上君」
(……!)
一緒に手紙を読んでいた、梅田が急に声をかけてきた。
「僕思ったんだけどさ、クローンっていうのは、オリジナルがないと複製できないと思うんだよね」
「……どういうこと?」
「デバードが能力を使って複製した、これは事実として認めたとして、クローンには1つ絶対的なルールがあるんだ。よくある漫画とかにある設定のもの」
「……どんなもの?」
「クローンからクローンを作り出すことはできない。というものだよ」
(……!)
「それをしてしまったら、漫画の世界のパワーバランスが崩れてしまうから、基本的にやらないんだ」
「……ってことは、まさか!」
「そう……ここもしくは違う場所に……『皆のオリジナルの肉体』がある……っていう可能性があるかもよ。あくまで可能性だけどね」
(……!!!!)
まさか……ここに来て最大の希望の光が来た!
もしオリジナルの肉体がまだあるのなら、再開できるかもしれない。
しかも今度は……正真正銘の人間として!
「探してみよう!徹底的に!」
「そうだね。僕も探すよ」
こうして新たな希望を頼りに、俺たちは社内を探索することにした。
「まずはデバードの体を調べてみよ。血には気を付けてね」
俺は言われた通り気を付けながら、探してみる。
(……ん?)
デバードのズボンポケットの中に、鍵が入っていた。
「鍵があったぞ」
「これは結構大事な物かもね。持っていこう」
俺たちは鍵を手に入れた。
そして次は社内をしっかりと調べてみる。
探すこと20分後……
ピコーン!
俺のスマホにLIMEが来た。
「入口前に集合して」
俺は言われた通り入口前で待った。
「やあ!調査はどうだった?」
「開かない扉が、3か所あった」
「そうなんだ。僕は1か所あったよ」
感動の再会ですね!しかも一気に4人も!




