第185話 俺ニート、超急展開なことが起きる
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
俺以外の家族を失った過去があっても!俺はめげずに生きていく!
「……さん」
「俊介さん!!」
(…………)
俺は天国でアリスに再会できた……のか?
「俊介さん!!!!」
暖かい空気とやわらかい感触……
……ん?暖かい空気にやわらかい感触……?
仮に天国に行ったとしたらなら、こんなにはっきりと、
自分の感覚がわかったりするだろうか?
「……俊介さん!」
「……はっ!」
少々怖かったが、目を開けてみることにした。
「……良かった!良かった!無事生きててくださったんですね!」
「……俺は確か……撃たれたはずじゃ……」
「多分……奇跡的に急所を免れたんだと思います」
「なるほど……」
これは完全にラッキーボーイだな。
「はっ!それよりデバードさんは?あなたの上司はどこに?」
「……あそこです」
「……!あれって……」
そこには……血だらけになっているデバードの姿があった。
「デバードさんは、『私が殺害しました』」
「……!どうしてですか?アリスさんにとっては、大切な上司なんじゃないですか?」
「もういいんです……俊介さんを失う方が……辛いですから……」
(…………)
「それより!間もなく救急車がここにいます。これから病院でしっかり治療を受けてください!」
「……ありがとうございます」
「あと!治療が終わったらまたここに来てください。話がありますので」
「わかりました」
それからすぐに、救急隊員が来て病院に運ばれた。
治療は問題なく、俺は完全復活をした。
それにしても……まさかアリスがデバードを殺すなんてな。
でもなんで俺のために、アリスは動いたのだろう?
俺とアリスは、担当者と利用者の関係。
どれだけ俺がアリスに尽くそうとも、そこは覆せない。
メイド喫茶で、メイドを落として自分のものにできないのと同じだ。
それにアリスは普通の人間じゃない。
クローンなのだ。普通の感情があるわけがない。
(…………)
そう考えながら、俺は家へと戻る。そう……梅田の家だ。
だが梅田はデバードに殺されている。
居候の俺は……この先どうしたらいいんだろう?
ニートな俺は、一刻も早く職を探さないといけない。
そして家へと着いたその時!
「おお!三上君じゃないか!無事退院できたようで良かったよ」
「……!もしかして……梅田さん?」
「もう~見たらわかるでしょ!それにしても無事また再会できて良かったよ」
「いや……だってあの時……」
「あああれね?全部嘘だよ。死んだ『ふり』をしていたんだよ」
「……!なんだって!?」
「デバードはとっても興奮していたみたいだからね。僕が完全に死んだかどうか確かめもしなかった。おかげで芝居は成功したってことだね」
「……本当に……良かった」
不安の感情は一気に消え、大きく安堵する。
奇跡が複数回も起きてくれるなんて。俺は本当にラッキーボーイだ。
まさかの復活です!生命力やばすぎますね!




