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第176話 職員の暗い過去(S)

今回はサイドエピソードです。

「私の学生時代の話になるのですが、当時は学校1の悪でした。授業中に先生が後ろを向いたときを狙って、ペットボトルを投げつけたり、ムカついた生徒の首を絞めて、金品を要求したりしておりました。そして高校3年生になり、進路について真面目に考えるようになる時期になった時、私はついに悪の道から足を洗って、普通の生徒になったのですが、進路相談の時に、教師から……「お前が行く先は刑務所だ」

っと言われてしまいまして、結局進学も就職もできず、家に閉じこもってしまいました。すると突然家に訪問者がいらっしゃいまして、その人は私に会いに来て、こう言ったんです。「もし心を入れ替えたのならうちで働いてみないか?」って。この言葉がきっかけでここで働くようになったという感じですね」


(…………)


今の話でわかりました。

上司……デバードさんは何らかの理由で普通では働けない人を救っている。ということです。

そして次はスピアルさんの出番がきました。


「僕は毎日電車で通勤してたんですけど、社会人になって3年目ぐらいだったかな?その時にあの女が僕を勝手に痴漢者だって決めつけて騒いだんです。もちろん僕はやってません。なので冤罪なのですが、あれも信じてくれなくて……駅員に強引に引っ張られて、今から警察を呼ぶって言われた時は焦りました。でもそんなとき、声をかけてくれた男性がいたんです。それが今の上司なんです。その人がですね。『俺は見ていた。その人は痴漢をしていなかった!』って言ってくれたんです。それを聞いた駅員が念のため他の乗客に痴漢のことを聞いたのですが、誰一人見ていなかったんです。その痴漢の瞬間を。そのため僕はやっていないということを、なんとか信じてくれました。全てあの時声をかけてくれた男性のおかげです。何かお礼をしようと感謝の言葉を伝えたら……『今人手不足だから、うちで働いてくれると嬉しい』と言ってきました。突然のことで驚きましたが、僕は感謝してもしきれない恩があったので、そのお願いを引き受けてここで働くようになった。という感じですね」


「次は私が話します」


流れるように次はイルミナさんの出番です。


「私は……知らない男にいきなり誘拐されて……誘拐された先で殴られたりなどの暴行を受けたんです。なんとか警察の人が来て助けてはくれたんですが、頭とか色々殴られたせいで、体の損傷や出血が激しくて、このままだと仮に助かっても後遺症が残ると言われたんです。もうだめなのか……って思ってたら、デバードさんが来て……それからのことは覚えてないんです。でも気づけば私はここにいました」


(…………)


覚えていない……

記憶があいまいなのは、殴られたせいなのでしょうか……


「じゃあ最後はラパンとワグネルの双子の話ですね!私が説明します。私たちは家族4人で暮らしていたんですが、ある時多額の借金を抱えまして……それでもう私たちを育てることはできない……って言われてしまったんです。いきなりでした。家から放り出されたんです。まだ私たちは中学生だったので、施設系に入るのが本来の道だと思うんですけど、親はそれをしてくれませんでした。なので私たちが協力して、ホームレスをすることになったんです。……だけどうまくいかなくて……食事もうまく調達できませんでした。このままだと餓死する……本気でそう思いました。そしたら私たちを助けてくれた人が来たんです。それが今のデバードさんです。その人が言うには、『高校卒業まで面倒をみる。卒業後はうちで働いて』って言ってました。私たちはデバードさんにすごい恩を感じているんです。だから働いて……恩返しをしようとしているんです」


(…………)


「最後は俺だ!」


この後デバードさんの話も聞きました。

皆とても壮絶な過去を持っているんだなと。感じました。

皆とっても暗い過去があったようです……

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