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第172話 執念の創設リバーサル社(S!)

今回はサイドエピソードです。

「おら働けや新人!」


「すっすみません……」


「ぼさっとしてないで働け!トロイんだよ!」


「……すみません」


俺の名前は見張林太郎(みはりりんたろう)

今俺は、社会人として働いている。

……のだが、就職した先はブラック企業だった。


そのせいでパワハラしてくる上司。

そして当たり前のように行われるサービス残業。

なんとか育ててもらった親への恩返しのために、


どんなに過酷な状況であっても、

無理してでも働いていた。


そんなある日……ついに俺は……壊れてしまったのだ。

体も……心も……


「何をしている!休んでいいと言った覚えはない!」


(…………)


結局これ以上働けなくなった俺は、なくなく会社を辞めた。

辞めてからというもの……俺は家に引きこもった。


親への申し訳なさでいっぱいだ。だがもう働くことはできない。

改めて社会のひどさを思い知った。


使い捨ての如く人間を雑に扱う。

こんなのひどすぎる!ロボット以下だ!


……家にいる間、俺がやっていたことは、

ひたすらパソコンやゲームだった。

はっきり言ってしまえば俺はニートになってしまったのである。


ネットサーフィンを続けていたある時、

ある1本の動画が、俺の運命を変えた。……いや狂わされたというべきかもしれない。


その動画は……一度も働いたことのないニートが、親のすねをかじって生きているというものだ。

しかもそれだけに飽き足らず、親に舐め腐った態度、自己中すぎる行動と言動。


見てるだけで無性に腹が立ってきた。

俺はこんなに一生懸命今まで働いてきたのに……!


撲滅してやる。


この世から……一人残らず……

完全に消滅するまで……潰してやる。


俺はニートをこの世から潰すために、行動することにした。

だがどうやる?SNSで発信してもきっとあいつらの心には届かない。


それに今の俺はニートだ。俺が言えるべき立場じゃない。


……俺は考えた結果、1つの結論に達した。

『起業』すればいい。


ニートを潰すことを目的とした会社をな!


では従業員はどうするか?ニートを相手にするんだ。

普通の人間を雇ったら、ニートが従業員を殺す殺人事件が起きるかもしれない。

ニートは短気。SNSを見ればわかる。


……『クローン』

人間のクローンを作ることができれば……いくら殺されても問題ない!

でもどうやってやるんだ?


当たり前だが、人間を複製することはできない。

……AIを使うしかないだろう。


つまり人間のデータをAIに取り込んで、クローンみたいに活動してもらう。

これが最も現実的な方法だろう。


でも俺はそんなに頭が良くない……どうすれば……


っとその時……


「その悩み……解決してあげよう」


「……!誰だ!?」


「わしか?わしは……『神』じゃ」


「神……だと?」


「お主の様子を天空から見ていたのじゃよ」


(…………)


「お主の過去……本当に辛かったのぉ。ブラック企業で……精神を病んで、さらにニートの悠々自適に暮らす様子を見て……」


(…………)


「そして今、ニートを撲滅しようとしているんだね?」


「……そう」


「わしもその考え大いに肯定するぞ!働かぬ人が普通に暮らせていいはずがない!」


(…………)


「よし決めた!お主に4つの能力とお金をあげよう」


「……!それは本当か?」


「本当だとも、与える能力は……」


俺は能力の話を聞いた。


1.相手を1空間につき8人まで、2時間で消える異空間に転送することができる能力

2.7人までの人間を自由に複製できる能力

3.警察や政府などから黙認される能力

4.自分と複製した相手を自由にテレポートできる能力


どれもあまりにもチートすぎるものだった。


「よいか?これらの能力を与えるが、自由に使えるわけじゃない。もしお主がニートの撲滅以外の目的でこれらの能力を使ったら、命はないと思うんだな」


「それで……俺はどうすればニートをつぶせる?」


「それは自分で考えるんじゃな」


(…………)


「それじゃあわしは失礼する。健闘を祈ってるぞ」


俺は急に能われた神に驚きつつも、

この際俺の計画に協力してくれるのであればなんでも良かった。

今の俺は……ニートへの憎悪の心でいっぱいだからだ。


そしてもう1つ、神からもらった莫大な資金を使って、

俺はついに起業した。


ここからが俺の戦いの始まりだ。

俺とニートとの戦い!絶対に負けられない!


その後……俺の頑張りによって、

ついに6人の従業員を手に入れた。

6人に対して、試しに複製の能力を使ってみたら、本当にできてしまった。


皆はかなり驚いていて、どうやってやったのかを聞かれたりしたが、

適当にはぐらかした。


6人の従業員はそれぞれニートとの契約を済ませてきてくれた。


そしてニートが無様に死んでいく。

そして死ねば俺らにお金が入る。


1人死ぬ度に、300万円+αもらえる。

こんなにうまい話はない。


しかもこれは神に与えられた能力を持っている人しかできないため、

競合他社の心配も一切ない。


さらに月日がある程度たった頃、新サービスである、

毒親を殺すサービスも開始した。


すると俺が思っていた以上に、子供たちからの相談が相次いだ。

当然ながら、ニートじゃない相手でも、死ねば300万。

ニートではないやつを殺すのは目的とは違うが、

毒親みたいなやつが、あのクソ上司になると考えたら、

ついでに殺しても問題ないだろうと思った。

神からもあれ以来俺に言ってきていない。


命があるということは、問題ない行動なのだろう。


そして気づけば、ニートの契約者はとてつもない数に膨れ上がった。

そしてついに……奴が現れたのである……

あまりにも行動力のある上司ですね。

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