第163話 俺ニート、怪力男の恐ろしさを知る
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
俺以外の家族を失った過去があっても!俺はめげずに生きていく!
……よし、あとは梅田がズボンを下ろすだけだ……
って思ったその時!
「やめてください!」
ドゴッ!
(……!)
それはあまりにも突然のことだった。
気づけば俺は、壁際にもたれかかっていたのだ。
あのスピアルが……俺を壁まで突き飛ばしたということだ。
……ここまでして拒否するってことは、やはり……
梅田も驚いたらしく、それ以上スピアルに近づくことはなかった。
作戦は失敗に終わったのであった。
「……はっ!すみません三上さん。お怪我はありませんか?」
「大丈夫です」
「本当にすみません。力の加減がうまくできなくて……」
「出血とかしてるわけではないので……痛みだけある感じです」
……とはいったものの、全く大丈夫というわけではない。
この後俺は引っ越し作業をしなくてはならない。
この痛み……引っ越し作業に影響がでないといいけど……
それから少しして、スピアルに引っ越し計画の話をして、
俺たちは俺の前の家へと向かおうとする。
「……あの、三上さん」
「はい」
「先程のお詫びとして……引っ越し作業の手続き関係は、全て僕が代わりにやりますね」
「えっ!?いやそこまでしなくても大丈夫ですよ」
「いいえ、今回は僕が悪いところが大きいので……三上さんはそのまま待って頂ければ、残りは全て僕が行います」
(…………)
最初は相手を吹っ飛ばせる怪力男なんじゃないかと思ったが、
さすがはリバーサル社の職員。そういうサービスはしっかりとしていた。
「ではお願いします」
こうして本日行う予定だったことは、全て終わったのであった。
……予定がなくなった俺たちは、各々自由行動となった。
俺はひとまずリバーサル社への乗り込みが終わった後に、
すぐにバイトできるように、働き先を探してみることにした。
……そして夜となり、夕食、入浴などのいつもの行動をして、
今日はこのまま終わったのである。
そして次の日……ついに息抜きである。
3人の絆を深めるためにめいいっぱい楽しむ日が来たのである。
……だが予想外のことが起きてしまった。
なんと十文字が……腹痛で家でお休みすることになったのである。
「すまない……三上殿……梅田殿……」
「まあ体調不良は仕方ないね。ゆっくり休んでいてね。後日機会があったら、次は3人で行こう」
「了解した」
十文字も本当は残念だと心の中で思っているんだろうな……
って思いつつも、俺たちの予定が変わることはない。
支度が終わると、すぐに出発した。
「それで……今日の予定とかはどういう感じ?」
これはいわゆる護身術ってやつですね。




