第152話 お調子者のインタビューの末路(S)
今回はサイドエピソードです。
一応今回も書きますが、途中から語り手が入れ替わります。
※次回からこの説明を省きます。
「ミチコの突撃ランダムインタビュー!」
「皆さんこんにちは、私の名前はミチコです。今回もウォッチフレンドが企画した、楽しいインタビューを行いたいと思います!」
さっき名乗ったけど一応自己紹介をします。
私の名前は峰岸ミチコ、28歳です。
私は平日は全て、ウォッチフレンドというニュース番組で、色んな人にインタビューをしています。
インタビューをして早3年がたちますが、未だに人によっては緊張したり、うまくできなかったりします。
でも視聴者さんからは好評で、「やらせとかないのがいい!」「インタビューする人が毎回挑戦するのが斬新すぎる!」っていう声を頂いています。
そんな嬉しいコメントを糧にして、毎日頑張っています。
「さあ今日はどんな人に出会えるのでしょうか!ドキドキワクワクしながら、今日もやっていきます!」
「では本日はこの方にしてみましょう!」
「こんにちは、インタビューよろしいでしょうか?」
「えっ俺?はい!どうぞどうぞ!こんなしがない男ですけど」
「まずはお名前とご職業をお願いします!」
「俺の名前は……ちょっと言うの恥ずかしいんでニックネームでいいっすか?」
「あっはい……大丈夫です!」
ちなみに本名を明かしたくないからニックネームっていうのは、うちではOKになっています。
だってアポとか一切ないのに、本名強制はプライバシーの侵害になりますので!
結構な人がニックネームで応じる人が多いです。
「じゃあビッグバードでお願いします」
「はい!ビッグバードさん。ご職業は?」
「あっ俺ニートっす(笑)」
「はい!卵っていうことで!」
ニートの人を傷つけないように、うちではニートの人を卵と呼んでいます。
これから働く人として産まれるという意味を込めてつけてます。
「まずは趣味を教えて℟もらえますか?」
「基本的にプニチュア毎週見てます!もちろんグッズもそろえてますよ!オタクとしてのたしなみですね!」
「なるほど!アニメ鑑賞が趣味ってことですね!」
「はい!今後も毎年やってほしいです!プニチュア」
「ありがとうございます!次の質問ですけど、好きな食べ物はなんですか?」
「唐揚げとチャーハンです。この2つはいくらでも食べられます!」
「なるほど!あれ美味しいですよね!」
「YES!子供の頃から好きなので、俺が老人になっても食べ続けるでしょう(笑)」
「ありがとうございます!それでは今回最後の質問です。先ほど働いていないと言っていましたが、仕事ではないところでの、収入はありますか?」
「はい!実は俺毎日最低賃金なみ稼いじゃってマース!もちろんニートで!」
「それはすごいですね!どうやって稼いでいるんですか?」
「俺はハローニートっていうサブスクみたいなものをやってまして、毎晩バトルするだけでお金もらえちゃうんですよー。しかも何回かは外食ただ!さらに送迎無料!最高すぎるっしょ!」
「それはすごい!私も気になります!」
「ごめんなさーい!それはニート専用なんですぅ~だからインタビューさんは~毎日頑張って働いてくださーい!」
「はい!頑張りますね!ということで以上!ミチコの突撃ランダムインタビュー!でした」
(……はぁ……)
いきなりインタビューを受けるなんて……ちょっと緊張したな。
あっ俺?ビッグバードだぜ!
「それじゃあ行きましょうか!」
「よろしくっす」
ちなみに俺はアリスっていう超かわいいパートナーがいる。
この人がいっつも運転してくれるんだ。
今日はただ散歩をするだけだったのだが、アリスがくっついてきてくれた。
ちなみにアリスは、インタビューを受ける途中、後ろに後ずさりして隠れていた。
そういうところが可愛いんだなぁこれが。
そして数分で家に着いた。
そして俺たちは中に入る。
「アリスちゃん、今日もありがとぅーす!」
「…………」
「……?アリスちゃんどうしたっすか?」
「最低です」
「……え!なにが?」
「契約した時に言いましたよね?自分がハローニートの利用者であることを、利用者ではない人に話さないでって」
「……あ」
「ルール違反をしましたので、本当に残念ですけど……今から死んでもらいます」
「あっちょっとまってください!悪気があったわけじゃ……」
「……悪気もわざとも関係ありません。今から『強制生命略奪権』で命をもらいます」
「まっ待って!話せばわかるから!」
「さようなら……」
「ぎゃあああああああああああああああああ!いかにもな薬いやーーーーー」
その後……彼の姿を見たものはいなかった。
なおインタビューしたものはテレビで放送されることはなかった……
口は災いの元、でもこれはさすがに災いすぎますね。
あっちなみに僕は昔ハートキャッチプリキュア見てました。




