第147話 俺ニート、絶望しかない衝撃の可能性が出る
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
父と兄を失った過去があっても!俺はめげずに今を謳歌する!
「ありがとう三上君、情報提供してくれて」
「いやまあ、全然関係ないことかもしれないなしな」
単にアリスが隠してた理由が、やけどとか日焼けとかかもしれない。
男ならへっちゃらって人が多いが、女のことまではわからないからな。
「まあそれは決定的な事実がないとわからないよ。それよりもさ、この番号の『意味』って何だろうね?」
(…………)
確かに、それがわからないんだよな。
普通体に文字を刻みたいのなら、手か腕だろう。
それを太ももにやる理由ってのがわからん。
「とりあえずまず最初に、普通にメモをするときには、太ももには文字を書かないってことは、2人ともそれは間違いないって思うかな?」
「俺は例え短パンであっても太ももには書かないな」
「同じだな」
「じゃあひとまず、自分で書いたっていう可能性はなくなるね。そして相手が書く場合も、やっぱり太ももには書かないと思うから、この可能性も消すね」
(…………)
「そうなってくると、次はタトゥーとかになってくるんだけど、これについてはどう思う」
「俺はわからんな。イルミナ殿と一緒にお出かけしたことはたまにあるが、肌までは見る機会はなかった」
「それはないって断言できる」
「ほほう……理由を聞かせて」
「基本的にタトゥーが入っている場合は、プールやホテルに入ることはほぼ難しいだろう。ごくまれにOKなところもあるけど、本当に少数だから気にしなくてもいいと考えられる」
「そういえば、ハローニートと契約を打ち切られたって言ってた時に、その説明もあったね」
「そう、俺はアリスと一緒にプールなど色んな場所に行った。ホテルにもな。恐らくアリスもあのときお風呂に入っていた。つまりタトゥーがあれば、入ることはできないはずだ!」
「まあタトゥーOKなところって基本ないからねぇ……」
(…………)
メモの可能性はなし、タトゥーの可能性もなし
じゃあ一体何があるんだ……?
「となると……残る可能性は……1つしかないかもね」
「……?それは一体?」
「これはあり得ないとは思うんだけど、残る可能性はこれしかないと思ったんだよね」
「聞かせてほしい……一体何があるのか?」
「僕の考えだと……リバーサル社の職員は……『人間ではない』っていう可能性が残ると思う」
「……!それはどういうことだ!」
「あの謎の番号が、『製造番号』だったとしたら?どうだろう?」
(……!)
ちょっ……ちょっと待て!
それってつまり……俺は今まで……
「違う!それは違う!あれは人間だ!」
「ちょっと落ち着きなよ三上君」
「だって……あれは人間だろうどう考えても!」
「まあまあ、ここは冷静に……」
「じゃあ聞かせてよ!あれが人間じゃないって言うなら、何だって言うの?」
「それを話す前に、ずっと前から気になってた違和感があるから、それを聞いてほしいな」
(…………)
「僕のスピアルだけかもしれないけどさ、スピアルって『一度もフルネームを言っていない』んだよね」
(……!)
「普通だったらさ、最初の名乗る時だけでも、フルネームを言うのが普通じゃない?スピアルっていうのは、ニックネームって感じるでしょ?」
「個人情報を明かしたくないだけかもしれない!」
「えー?じゃあ逆に考えてよ。名前を一切教えてくれない人と、仲良くなりたいって思うかい?」
(……!)
「それにさ、まだあるんだよ。他にも」
(……?)
「スピアルは、情報を『知らなさすぎるんだ』」
(……?)
「この前2人でカラオケに行ったことがあるの。僕が気晴らししたかったからね。なのにスピアルって、カラオケ機器の使い方を知らなかったり、知ってる曲が全然なかったりしたの。シニア世代ならわかるけど、スピアルみたいな若い年齢がこれっておかしくないかな?って思った」
(…………)
どういうことだ……?
今のアリスと『ほとんど似ている』
アリスも色々知らないものが多かった。
それにアリスも一度もフルネームを名乗っていない。
どうしてこうアリスとスピアルって似てるんだ?
「2人はどうなの?こういう違和感ってない?」
これが事実なら……もう俊介は誰も信じれなくなりますね……




