第135話 俺ニート、旅行最終日を楽しむ
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
父と兄を失った過去があっても!俺はめげずに今を謳歌する!
「俊介さん。今日はどこへ行くのですか?一応最終日と聞きましたが……」
「……実は、今日に関しては全くのノープランです」
「そうなんですか!」
「だから、アリスさん何か行きたいところありますか?」
「えっ!?私が決めるんですか?」
「どこか行きたいところがあれば、是非言ってください」
「いえ……特にはないですね」
(…………)
今日はこれまでのお礼をかねて、アリスの行きたいところに行こうと思ってたのだが、
まさかないって言われるとは思わなかった。
ならば俺が行き先を決めるしかないな。
とりあえず俺は、元々働いていた職場、事故現場、そして……
「アリスさんの家に行ってみたいです」
の3か所になった。
「私の家ですか!?」
「はい、ちょっと興味がありますので」
ちょっと攻め込みすぎたかな?って思うけど、
でも映画館などの趣味を知らない人は、どうやって生活しているのか?
っていう部分にとても興味がある。
もしかしたら俺の知らない、すごい余暇活動があるのかもしれない。
「すみません……それは絶対にダメです」
「そうですか……」
まあ、ダメだったけどな。
所詮は利用者と担当者の関係ってことだよな。
少し距離感を間違えていたようだ。
「…………」
だがその時、アリスは不思議な顔になっていた。
なんだか……『怯えている……?』
俺がアリスの家に行くことを怯えているように見えた。
「あの……大丈夫ですか?」
「……え?あっはい!大丈夫です!それじゃあまず働いていた職場に向かいますね!」
アリスの反応が気になるが、ひとまず目的地に向かった。
職場についたが、当然中には入れない。
なのでせめて外側だけでも見ることにした。
(…………)
おっ!いつもだったら、昔のスポットを見るたびに、頭が痛くなっていたが、
それは今回はなかった。俺が本当の姿を思い出したことで、
頭痛問題を解決したようだ。
あの頭痛結構痛かったからな。もうならないとわかって安心したぜ。
そしてその後は、事故現場へ向かった。
「……ここで俊介さんの弟が……亡くなったんですね」
「……はい」
弟を失った場所。それは恐らく世界一残酷なスポットだろう。
どんなに怖いスポットがあろうとも、どんなに奇妙な場所であっても、
その事実は覆らないだろう。
だが他の人からしたら、ただの1つの道路でしかないんだよな……
「アリスさん、ここはもういいんで出発しましょう」
あまり長くいすぎると、なんか良くないことが起きる気がした。
「次はどこへ向かいますか?」
「いえ、特にもういきたいところはないので、帰りましょうか」
「わかりました」
こうして……旅行編は終わった。
もしアリスが新しい楽しみを見つけたのなら、そのときにまた一緒にお出かけしたいと思った。
そして家に着いた。
「アリスさん今日はありがとうございました」
「いえいえ、それじゃああの話をしてもいいですか?」
「昨日言ってたやつですか?」
「そうですね」
「いいですよ」
さて……どんな話が来るのやら……
「俊介さん……あなたは……『最低な人ですね』」
「……!なんですって!?」
「はっきり言って失望しました!」
「……アリスさん?」
「もう2度と私にかかわらないでください!」
今回はシリアスなく面白い回かと思いきや……ラストの不穏は一体!?




