第134話 俺ニート、恐怖の悲しき予告を受ける
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
父と弟を失った過去があっても!俺はめげずに今を謳歌する!
(はぁ……)
湯船につかった直後、一気に疲れがあふれ出した。
色々遊んだ肉体的疲れと、一気に俺の過去を知ったことによる辛さ、
つまり精神的疲れがあるからだ。
とりあえず俺の本当の正体が『俊介』であることがわかった。
そして実は元々はニートではなかったことも、
そして……本当の淳一は死んでしまったことも。
これが全部いっぺんに今日わかったことだ。
情報量があまりにも多すぎる。
……だが、これで良かったのかもしれない。
ゆくゆくは俺の正体は何らかの形で知ることになっていた。
それをリバーサル社の好意で、余裕があるうちに教えてくれた。
これがメンタルやられているときだったら、俺は自殺していたかもしれない。
でも今の俺なら、頑張って生きようと思える。
だって俺には……アリスがいるのだから。
リバーサル社のサポートを受けられて、かつお金まで稼げるのだから。
(…………)
それにしてもアリス……風呂とかどうしてるんだろう?
大浴場である以上、他の人も風呂に入る。
そして風呂ではさすがにウエットスーツというわけにはいかない。
確か個室にも風呂はないし、
……あーやめだやめだ。これ以上アリスの肌事情について考えるのはやめだ。
アリスがどうやって風呂に入ろうとしったこっちゃない!
俺は風呂を上がって、部屋に戻った。
「あっ!おかえりなさい!じゅんい……あっ!」
そこには言い間違えてしまって、恥ずかしがる。かわいいアリスの姿があった。
「もう俊介さんになるんでしたね。失礼しました」
ちょっと今の可愛かったな。写真にとっても良かったかも。
それにしても、風呂上がりだというのに、何も同じ服装にならなくてもいいんじゃないか!
風呂上がり後限定の服装とかあったら見たかったのにな!昨日もだけど。
「風呂上がり後ではありますけど、さっき話し合うものをやったので、このあとはなしってことであってますか?」
「まあそうですね。アリスさんが何か言いたいことがなければ、これで終わりですけど」
「あっ!じゃあ一つだけ……」
「……?なんですか?」
「旅行が終わったら、俊介さんに悲しいお知らせがある……とだけ伝えておきます」
「……?今話してもいいですよ」
「いけません。旅行までは……こんな悲しいお知らせをするわけにはいきませんので……」
(…………)
悲しいお知らせってなんだろう?
全く想像がつかない。
……もしかして……『母』のことだろうか?
そういえばあれから、一度も母に会っていない。
……でもいいんだ。俺のせいだから。
俺が警察官をやめたあと、俺の意志ではないにせよ淳一になってしまって、
母を困らせた。あげぐの果てに一時的とはいえニートになってしまった期間がある。
父の収入と俺の収入が同時になくなったことで、俺を置いていくしかなかったんだ!
母は今頃……元気にやっているんだろうか……
どうか何事も起きずに平和に暮らしていてほしい。
もし俺が再び働けるようになったら……ちゃんとまた収入の一部を渡すから。
「それじゃあ伝えることも終わったので、これで失礼しますね。すみません……仕事の都合で……」
「大丈夫ですよ。今日もありがとうございました」
「いえいえ、明日もまたよろしくお願いします」
……こうして2日目は終わって、3日目になった。
バイキングや起床などは特に2日目と変わらない。
食べ終えた後ホテルを出た。なんだかんだ言って、このホテルは良かった。
また来たいなぁ……って思ったりもした。
もちろんその時は……アリスも一緒で……な。
本編で、前回までの厳しすぎるシリアスで疲れた心を癒してください。
まあギャグ回ではないので、そんなに癒されないと思いますが……




