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第123話 俺ニート、正体を見破られて焦る

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

「……はい?」


「あなたの……本当の『名前』はなんなんですか?」


(…………)


アリスは何を言っているんだ?

俺は「三上 淳一」じゃないか。

なぜアリスは俺の名前を聞いてくるんだ?


「俺の名前ですか……三上 淳一ですが、前から名前も変わってないですし、なぜ今さらその質問を……」


「嘘です!あなたは三上 淳一さんではありません!」


(……!)


本当にどうしてしまったんだ?

アリスはなぜそんなに強く否定する?


「何言ってるんですか。俺は三上 淳一ですよ?」


「実は少し前から、あなたのことをリバーサル社で調べていました。そしてある一件がきっかけとなり、三上 淳一さんの本当のことについてわかったんです」


「俺の本当のことですか!それは俺自身も知りたいですね」


「あなたが言っている三上 淳一さんは……既に亡くなっているんです!」


(……!!!)


「まっ……待ってください!俺はこうして生きているじゃないですか!勝手に殺さないでくださいよ」


まさか第2のペリーが現れるとはな。

死んでください男の次は、

勝手に死んだ扱いの女ってことか?


「私も最初は信じられませんでした。だけどだんだん調べていくうちに、本当に三上 淳一さんではないことがわかってきたんです」


(…………)


「まず私に数々の優しくしてくれたところ、普通の働いていない人だったらこういうことはあまりないです。ただあなたはそれ以上に、10万円のウェットスーツをプレゼントしてくださりました。これはもはや普通の優しさを超えた、紳士的レベルの優しさなんです」


「それは前に言った通り……」


「そしてもう1つ、淳一さんは今回の旅行中などの場面で、何回も激しい頭痛が起きていました。頭痛が起きるタイミングは、毎回『思い出』のことを思い出しているときに起きた。と見ていてわかりました」


(…………)


ひかりとの戦いのとき、そして旅行中、頭痛が起きるタイミングはいつだってアリスは隣にいた。

そして我慢することのできない頭の痛み。もはや隠すことはできないだろう。


「それはそうですけど、だからってなんで俺が三上 淳一じゃないってことになるんですか!」


「最大の根拠は……お兄さんの存在です」


「……兄?」


「あなたには兄がいる。何度もそう言ってましたよね?」


「そうですけど……」


「そして少し前、こうも言ってました」


(……?)


「今兄がどこにいったのかは、最近連絡していないのでわからないんですが」


(…………)


「もし……本当にお兄さんとの思い出の場所をめぐるのなら……普通は『お兄さんも一緒に旅行に招待する』のが正しいのではないでしょうか?」


(……!)


「でもそれはしなかった……いえ、できなかったんです……」


「それは……どうしてですか?」


「それは……あなたが『お兄さん』だから……つまりあなたの本当の名前は『三上 俊介』さんなんです!」


(……!!!)


そんなバカな!俺が……弟ではなく兄だと!?

……違う!絶対違う!俺は三上 淳一なんだ!


「ちっ……違う!俺は三上 淳一なんです!兄は今でも元気に生きているんです!」


「……じゃあ、今ここで電話をしてください」


(……!)


「今の時刻的に、お兄さんはもう仕事が終わっているでしょう。本当にお兄さんが生きているのなら、今ここで電話をかけることができますよね?兄弟仲良く電話を楽しんでください!まだ渋滞は終わらなさそうですから!」


(…………)


アリスは……なぜこんなに断言できるんだ?

兄は生きている……それは俺が一番よくわかっているじゃないか。

だって俺は、親の次に兄と接している時間が長い人なんだから!


……そうだ!……そうなんだ!

己の直感を信じろ!兄は生きている!

今まで俺が……電話を無意識に避けていただけなんだ!


「わかりました。最近しゃべってなかったですし、久しぶりに兄に電話しますよ。ちょっとうるさくなるかもしれないですけど、それはいいですか?」


「いいですよ。さあ遠慮せずにどうぞ」


俺は深呼吸をしたあと、スマホの画面を開いた。

久しぶりに見る電話帳にある兄の名前。

俺はその名前を見つけるとすぐに電話をかけた。


プルルルル……


「おかけになった電話番号は現在使われておりません」


(……!!!)


そんな!何かの間違いだ!

そうだ!兄は電話番号を変えたんだ!

それで俺にだけたまたま伝え忘れていたんだ!


「お兄さんは電話に出てくれたんですか?」


「……どうやら……うちの兄は電話番号を俺に伝え忘れていたようです」


ついに本当の正体が明らかになってしまいましたね……

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