第121話 俺ニート、アリスの職務状況を聞く
主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!
戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!
「まだ時間はあるみたいなので、もし私に対して質問があるなら聞きますよ!今日は淳一さんに、色々お世話になりましたので!」
「ありがとうございます」
これで質問の時間は終わりだと思っていたが、アリスの恩返しの気持ちによって、
まだリバーサル社のことやアリスのことが聞けるようだ!
「何か聞きたいことはありますか?」
ただ……何を聞けばいいのか迷う。
正直アリスもリバーサル社も謎なところが多い。
全部聞けたら本当はすごく嬉しいんだけど……
まあまずは、アリスの雇用状況でも聞くとするか。
「じゃあ……アリスさんが働いているリバーサル社のことを教えてください」
「わかりました!それでは何について話せばいいでしょうか?」
「アリスさんは、映画館などの趣味について全く分からないという状況でした。確かに映画館だけだったら行ったことないってなるのもわかりますが、そこ以外にもいくつもありました。大半の人は一人で趣味を満喫してたりするんですけど、アリスさんは何も趣味がないように見えました。これはなぜか?教えてもらえませんか?」
「…………」
アリスは何かを考えている。
何か話すことが難しい事情でもあるのだろうか?
それとも全く違う理由があるのか?
「あの……これは話すのは難しいですか?だったら……」
「いえ大丈夫です。確かにこれは怪しまれても無理ないですよね……」
(…………)
「私の趣味については、前に言った通り覚えてないので、少なくともリバーサル社で働く前の記憶はありません」
「なるほど」
「今については、同じように前に言った通り、残念ながら趣味を楽しむ資格はないんです」
「その……趣味を楽しむ資格がないってどういうことなんですか?」
「私には……『給料が出ない』んです。だから私にはお金がないんです……」
「なんですって!?」
なんてブラック企業!いやブラック通り越してもはや暗黒企業だな!
「それはおかしいですよ!給料がもらえないなんて……」
「いえ……いいんです。私は夫による危機的状況から助けられた恩がありますので」
「だからって!いくらなんで無賃労働は……」
「淳一さん……気にしないでください……私はこれで……『幸せ』ですから」
「じゃあ食事や家はどうしてるんですか?」
「食事はリバーサル社が3食提供してくれています。住んでいる部屋とかもちゃんとリバーサル社に割り振られているので大丈夫です!」
(…………)
つまり寮生活ってことか?……いや!だとしてもやはり無賃労働はおかしい!
いくらなんでもそれで納得できるのは、明らかに異常だ。
助けられた恩だけで、無賃労働なんてするだろうか?
これはまた……アリスに対しての大きな謎ができてしまったな。
これは衝撃的な事実ですね。でもこれ……かなり重要なヒントになりますよ。
物語の……真実の……です。




