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第116話 俺ニート、アリスと大きな花火を見る

主役はまさかのニート!?堕落した生活を送るニートに、ゲームに勝利し続けるとお金を稼ぐことができるという、神のゲームに参加!そのチャンスをものにするために、早速リバーサル社にて契約を交わした!

戦いに勝利し続け、快適な生活を送ることができるのか!

原因がわからないまま……俺は痛みが引くまでずっとその場で待ち続けた。

アリスにみっともない姿を見せてしまっているのは、少し悔やむが、

今はそんなこと考えている場合ではなかった。


そして10分後……


「ふぅ……」


俺はゆっくりと立ち上がった。


「淳一さん、大丈夫ですか?」


「はい、なんとか痛みは引きました」


「あの……すみません。私が射的をやったばかりに……」


「いえいいんです。俺もまさか射的をやったことがきっかけで、頭痛が起きるとは思ってませんでした」


「…………」


(…………)


すっかりさっきまでのいい感じの雰囲気は消えてしまい、

重苦しい空気になった。

きっとアリスは、自分だけテンションが高い状態でいるのは良くないと判断したのだろう。

ここは俺が、再びテンションを上げることをしなければな。


「それより、もう動けるようになったので、また屋台色々行きませんか?」


「えっ!?あの……本当にいいんですか?またさっきみたいに頭が痛くなったりしたら……」


「その時はまたさっきみたいに、端に座って痛みが引くのを待ちますよ」


「……わかりました」


さあ!祭りはまだ始まったばかりだ!ここで終わるわけにはいかない!


「それじゃあ次は……」


こうして俺たちは、次々と屋台で遊んだり、食べたりした。

わたあめ、型抜き、金魚すくいなど。

とにかくお祭りにふさわしい屋台を次々見て回った。

お金も勢いよく減っていったが、まあそこまで気にすることではない。


「淳一さん、次はどの屋台に行きますか?」


俺は『アリスと一緒に楽しみたい』そのためにこうして色んな場所に行き、色んなものを買っている。


「それじゃあ次は……」


次の場所へ向かおうとしたその時!


バーン!


ふと空から大きな音がした。

俺たちはすぐに上を向いた。

するとそこには、辺り一面にたくさんの花火が打ち上がっていた。


「わぁ~!」


アリスは目の前の花火を見て、テンションが上がっている。


「アリスさん、ついに花火が打ち上がりましたね」


「はい!でも空に打ち上がる花火を、近くでじっくり見たのは初めてです!」


「空に打ち上がらない花火は見たことがあるんですか?」


「そうですね。昔線香花火をやったことがあるので!」


「なるほど」


アリスの線香花火エピソードは気になるが、

それよりも今は……打ち上がっている花火を……じっくり眺めた。


「淳一さん、すごいきれいですね!」


「そうですね。予想以上に花火が美しくて、びっくりしました」


「しかも色んな種類の花火があるんですね~」


「これは花火職人が一生懸命作ったからこそ、見れるものですよ」


「いつか花火職人にお会いして、花火を作っている様子を見てみたいです!」


「はははっ……」


アリスは相当花火を気に入ったようだ。

俺たちは1時間ほど、ずっと花火を見続けた。


そして最後の花火が打ち上がり、こうして花火大会は終わった。

終わると同時に、一斉に会場にいた人たちが帰り始め、なかなか身動きが取れにくい状態だった。


「アリスさん、一回ここで待ちましょう。人が少し減るまでは待った方が安全なので」


「わかりました」


俺はふと辺りを見渡してみる。

するとそこには……ベンチがあった。


「ちょうどいいので、あそこのベンチで休みましょう。きっと皆帰ろうとするので、2人だけで座れると思います!」


そういって俺たちは、はぐれないように慎重にベンチのところまで行き、そして座った。


それから10分ほど待った頃、ようやく人が減ってきて、動きやすくなった。


「それじゃあアリスさん、行きましょうか」


「…………」


「アリスさん?」


「……あの、少し言いにくいことなんですけど……」


「どうしました?」


「私……とても疲れてしまったみたいで……歩くのが少し難しいです……」


「確かに、今日結構歩いたり泳いだりしましたもんね」


実を言うと俺も結構疲れていた。

だけど多分アリスよりは疲れてない……と思う。


「じゃあ、アリスさん俺がおんぶしてあげますよ」


「……えっ!?さすがにそれはいいですよ!」


「今日は1日中俺の遊びに付き合ってくれたお礼です。それと運転も」


「……でも……さすがに悪いですし」


「ここでアリスさんが無理をして、業務に支障をきたすのは、アリスさんにとってはまずいことですよね?」


「それは……そうですけど……」


「なら気にしないでください。じゃあアリスさんおんぶしますよ」


アリスは少し考えた。そして……


「はっはい!わかりました」


アリスはどうやら覚悟を決めたようだ。

もしかして恥ずかしかったのかな?


「せーの!」


俺はアリスをおんぶした。


(……ん?)


気のせいだろうか?

太ももが妙に『硬すぎる』気がするのだが……


「あっあの!苦しくないですか?」


「全然平気です。それじゃあ車まで行きますよ」


太ももの硬さ……それはまるで……

『コンクリート』みたいに……

これでついに!旅行のメインイベントシリーズは終わりましたね!

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